【マーケティング職のキャリアステップとは？】転職エージェントが徹底解説

みなさん、こんにちは。転職イロハ運営のタカです。

マーケティングとしてのキャリアを積み、専門職の立場でキャリアアップを目指したいとお考えではありませんか？

マーケティング職が人気のある理由は、

・企業経営においてマーケティングは重要な機能になっている

・汎用性の高い業務スキルのため業界を問わず転職が可能である

・ビジネスの最新トレンドをキャッチしやすいポジションである

などがございます。

また、マーケティング職の選考プロセスは「データを読み解くスキルがあるか」「ロジカルに物事を捉える地頭力があるか」「チームで働くコミュニケーション能力があるか」を見られます。

そのため、マーケティング職の転職を成功させるには、適切な転職活動パートナーと出会い、面接対策を入念に行う事が成功のカギになります。

それでは本題に入っていきましょう！

1.マーケティングについて知っている？

1.1 マーケティングの仕事とは？

マーケティングの役割は「経営戦略を実現するためのターゲット獲得」にあります。

企業経営にとってマーケティングの重要性は年々高まっております。

昨今の傾向として「TV等のメディア」「紙媒体の広告」と比べて「WEB等のデジタル広告」や「リアル店舗とデジタルマーケティングの連携」などのニーズが高まっています。

それでは、マーケティングの仕事内容について説明していきます。

マーケティングの仕事とは「商品の企画～販売」までを効率化する行為の総称を言います。

市場調査、商品企画、営業戦略、プロモーションと多岐にわたります。

具体的に説明していきましょう。

■市場調査

市場にある課題（ニーズ）の規模や傾向性を調査し、商品企画、販売促進に活かすためのデータ化を行います。

どのような課題をどのようなサービス（内容、価格）で提供するのか、を検討する為のデータとなりますので統計知識が必要とされます。

■商品企画

既存商品の改善、新商品の企画を行います。

市場ニーズ、競合状況、ターゲット情報を元にコンセプト設定し、具体的な商品やサービスへと落とし込んでいきます。

■販売・プロモーション

商品をターゲットに認知、購入してもらうための仕事です。

市場調査のデータをもとに、エリア別、ターゲット別にどのように商品を認知してもらうかの計画、実行を行います。

プロモーションの方法としてはTV、インターネット、SNS、紙広告などがあります。

特にインターネット、SNSのプロモーションを「デジタルマーケティング」と呼び、

SEO対策（Google検索で上位にするための施策）、CVR対策（認知から購買までの歩留まり向上）などを行います。

1.2 マーケティングに求められるスキルとは？

マーケティングの仕事は業務スキルの高さと人間性の両方が求められます。

・データ収集、分析力

・見込み客集客力

・購買へ繋げる能力

などが主に求められます。

仮説をもとに必要なデータを収集し、データを読み解きながら検証を行い、見込み客を獲得し、購買へ繋げていく一連のスキルがあれば重宝されます。

また、統計知識がある方がマーケティング職で活躍するには有利になります。

マーケティング職で活躍している人物像としては「データへの興味が強く、仮設をもとにした議論が苦にならず、斬新な取り組みをしたい」といった方がマーケティング部門のトップへステップアップしていく事が多いです。

1.3 マーケティング職の報酬相場とは？

会社の規模や報酬テーブルにもよりますが報酬相場は高い職種です。

年収800万～2000万ほどの年収帯となります。

マーケティング経験者は求人の需要に対して不足傾向にありますので今後の年収相場は高止まりすると想定されます。

1.4 役に立つ資格は？

マーケティングの仕事は専門的な内容のため関連資格が多く存在します。

■マーケティング・ビジネス実務検定

マーケティングの基礎知識からプロモーション戦略、マーケティング関連法規の知識を証明する資格です。

■ネットマーケティング検定

ビジネスの企画立案に活かすためのマーケティング知識を証明する資格です。

■Web解析士

ビジネスの成果につながるウェブ解析の知見を証明する資格です。

どの資格も難易度の高い資格になります。

マーケティング領域でキャリアを積んでいく方であれば、

一つ一つ必要だと考える資格から取得していく事をおすすめいたします。

2.マーケティング職へのキャリアパターン

マーケティング職に転職するには大きく2パターンございます。

「マーケティング経験者」「未経験・ポテンシャル採用」の2つをそれぞれ解説していきます。

2.1「マーケティング経験者」がマーケティング職へ転職

マーケティングの転職は経験者の方が有利ではあります。

しかし、一言でマーケティングと言っても領域によって必要な知識・スキルが異なります。

そして、業界、規模、経営者によっても仕事内容、業務範囲、働き方が大きく変わりますので、

「自分が経験した事」と「採用企業げ求めている事」が重なる部分、乖離する部分を正しく理解してから転職された方がミスマッチの低い転職が可能になります。

2.2「ポテンシャル採用」（未経験）でマーケティング職へ転職

マーケティング職に未経験で転職する難易度は高いです。

しかし、統計学の知識があり企画系業務経験があれば可能性は十分あります。

総じて採用ポジションの数が相対的に少ない職種でもありますので求人情報のアンテナを立てておく事をお勧めいたします。

3.マーケティング職のキャリアパス 

3.1 社内でステップアップするケース

マーケティング職は事業全体のKPIを把握でき、事業責任者クラスとも近い距離で仕事ができます。

そのため、事業理解の深さを武器として会社全体を把握するような立場でキャリアステップを上げていく方が多いです。

具体的にはCMO（チーフマーケティングオフィサー）と言われるマーケティング部門のトップを目指してプロジェクト貢献していく方が多いです。

3.2 社外でステップアップするケース

マーケティングの経験者は業界を超えた汎用性が高く転職市場においても引き合いが強いです。

しかし、景気が悪化するとマーケティングの求人数は減っていきますので、タイミングを逃さないように気をつけましょう。

4マーケティング職のメリット、デメリットって何？

あらためてマーケティング職のメリット、デメリットを紹介していきます。

4.1 メリット

・事業の売上を牽引する存在となり社内キャリアパスを描きやすい

・業界を超えたキャリアパスを描くことが出来る

・マーケティング領域の存在価値は今後も高まっていく

マーケティング職は業務の汎用性が高いため、業界を超えた転職をするケースも大いです。

また、企業経営をするうえで重要な数値を扱うため存在は高まっていきます。

4.2 デメリット

・数値でシビアに評価される

・業務難易度が高くタフさを求められる

・求人は少ないため社外人脈をつくっておく必要がある

マーケティング職は数値でシビアに評価され、体力的・精神的なタフさも求められます。

また、求人が少ない職種ですので社外人脈を大切にしておくことがキャリアアップするうえでは重要になります。

5マーケティング職の面接ポイントは？

マーケティング職の面接で見られるポイントを解説していきます。

5.1 データへの理解、興味はあるか

マーケティングのキャリアを進む上で、データ分析の理解がある事は前提となります。

具体的に過去のマーケティング経験でどのような役割を担っていたかなど確認されます。

5.2 ロジカルかどうか

企業経営に必要なデータを扱うことも多くロジカルさは確認されます。

質問への回答に一貫性があるか、結論ファーストで端的に回答が出来る方かをジャッジされます。またロジカルさに近い意味で数字に強いかどうかも確認されます。

可能な範囲で質問の受け答えでは定量的（数字）で回答する事で評価が高くなります。

5.3 コミュニケーションスキルがあるか

仕事上の関係者が経営社～スタッフまで多岐にわたりますので誰とでも円滑にコミュニケーションを取れる方かは見られます。

話し方、聞き方、質問の仕方などを含めて場の空気が自社に合う方かをジャッジされます。

5.4 その他（理念への共感、キャリアプラン）

重要なポジションであるため、そもそもの会社理念に共感される方か、自社社員との相性が良さそうか、成長意欲の高い方かどうかなどを様々な角度で確認されます。

面接の場ではあまり取り繕っても入社後にはバレてしまいますので自然体に近い状態でのぞむ事をおすすめいたします。

6マーケティング職が得意な転職エージェントの共通点は？ 

6.1 業務への理解

一言でマーケティングと言っても、求められる役割、スキルは会社によって異なります。

「マーケティング業務」について深く理解し、各採用企業ごとの役割を正しく理解した上で転職候補者とのマッチングが出来るかどうかがマーケティング職に強い転職エージェントか否かの違いになります。

6.2 非公開求人を多く保有している

会社経営にとって重要なポジションになるほど経営者が直接採用に関わることが多いです。

そのためマーケティング職に強い転職エージェントは企業経営者から「●●を担ってくれる人材が欲しい」と非公開求人として相談されている事があります。

マーケティング職の非公開求人を多く抱えている転職エージェントと付き合っていた方がキャリアアップの機会を提供されやすくなります。

7マーケティング職に強い転職エージェントはどこ？

7.1 アージスジャパン

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ミドル・ハイクラスを中心に、業界に精通したコンサルタントが親身になって転職サポートをしてくれます。

管理系（経理財務、人事総務、経営企画、事業開発等）からセールス、販売、マーケティング職、エンジニアなど、幅広い求人を取り扱っています。

主な特徴として、

1:キャリアカーヴァー（リクルート）求職者満足度第1位

2:各業界に精通した企業担当が、キャリアコンサルタントを兼ねる一気通貫のエージェント

3:外資系・日系グローバル求人への転職に強い

4:多数の非公開求人を持っている

5:関東圏・関西圏を中心に全国で多くの実績

6:設立以来23年間に渡って構築された企業との強いリレーション

がございます。

7.2 エンワールドジャパン

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エンワールドは社員の半数以上がバイリンガルで、強固な外国人ネットワークの中から外資系企業とのリレーションシップ構築、コンフィデンシャル案件（非公開求人）の獲得を強みとしております。

また、バイリンガル社員による英語力チェック、英文レジュメの添削まで行ってくれ、入社後のフォローにも力を入れています。

転職時点では英語力を備えていなくてもOKな求人も広く保有していますので、漠然と外資系企業に転職したいと考えている方にはおすすめです。

7.3 JACリクルートメント

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東証一部上場、約550名の業界に精通したプロが在籍しているハイクラス領域のリーディングカンパニーです。

特徴として、

・利用した方の満足度90%以上

・非公開求人50% スピーディーなレスポンス・ハイレベルのサービス提供

・企業を熟知したプロが完全無料であなたを“内定”までサポート

などがございます。

8マーケティング職に強い転職サイトはどこ？

8.1 リクルートダイレクトスカウト

詳細情報はコチラ！

キャリアハイを目指すうえで必須の転職サイトです。（リクルート社 運営）

「ハイクラス専門の厳選ヘッドハンター600名」「年収800万円以上の求人 約28,000件」と出会う事が出来ます。

登録する事で非公開求人情報など会員限定の情報を閲覧できます。

8.2 ビズリーチ

詳細情報はコチラ！

ビズリーチは、会員制のハイクラス求人・転職サイトです。

人気の求人やお勧めの求人を会員様だけに公開。

ハイクラスのビジネスパーソンと人材を探す企業をマッチングする新しいタイプの会員制ハイクラス求人・転職サイトです。

登録のヘッドハンター、掲載されている求人は全て審査を行っており、高い品質管理がされているのも特徴です。

9転職エージェント登録時に注意すべき事は？

9.1 転職支援サービス（転職エージェント、転職サイト）の選び方とは？

転職支援サービス選びを間違えると転職活動はうまくいきません。

特にマーケティング部門は専門性の高い業界のため、対人で転職支援サービスを受けられる転職エージュエントの登録は必須になります。

書類の応募や面接情報取得におけるメインは転職エージェントを利用し、市場に出ている求人情報を漏れなく確認するためにサブとして転職サイトを利用する事をお勧めいたします。

転職成功のキーとなる転職エージェント選びのポイントは

・専門性の高い転職エージェント（例：エンワールド、アージスジャパン）を２社以上

・網羅性の高い転職エージェント（例：リクルート、JAC）を２社以上 と並行して付き合って行く事です。

並行して付き合う事で転職エージェント同士が競争しながら採用支援をしてくれますし、一社しか内定が出ていないような状況でも足元を見られる事はありません。

また、網羅性の高いエージェントも登録しておく事で、マーケティング部門以外の可能性も視野にいれながら、最大の機会の中で転職活動を行う事ができます。

9.2 転職エージェントに断られない登録方法とは？

転職エージェント側のメリットを理解して進める事で面談等を断られることなく支援してもらう事が可能です。転職エージェントも商売であり、企業経営の継続のためには売上を上げる必要があります。

転職エージェントの売上は転職支援をして入社をしてくれた「人数」と「単価」（年収×手数料率）の掛け算によって決まります。

そのため、

「転職する気はないですが情報収集だけ行いたい」と転職意向が低い旨を伝えるよりかは、

「３カ月以内の転職を検討していて、マーケティング業を志向している」

と具体的な時期、業界を明記する事をおすすめします。

もちろん、実際の転職活動は時期が延びることもあれば、途中で気が変わる事もありますので、リップサービスに近いと理解いただいて問題ありません。

10マーケティング職に向いている人とは？

マーケティング職に向いている人と向いていない人とはどのような人か紹介します。

10.1 マーケティング職に向いている人

・データをもとにストーリーを描ける人

・新しいモノ、サービスに興味がある人

・チームワークで働きたいと考えている人

・ルーティンワークに飽きない人

経験が少なくても、一つ一つの業務に興味を持ちながら継続していく事で出来ることが増えてきます。そもそもの素養として「データと向き合い、データが示す事を考え続ける」ことのできる人であればマーケティング職で活躍していくことは可能です。

10.2 マーケティング職に向いていない人

・数字が苦手な人

・チームワークが苦手な人

・ストレス耐性が弱い人

・新しいサービスに対する興味が低い人

チームワークが苦手だったり、ストレス耐性が弱い方だとマーケティング職として独り立ちする前に挫折してしまう可能性があります。

適材適所、得意不得意はありますのでご自身に合った職種を選びながらキャリア構築をしていきましょう。

マーケティング職は一人で完結する業務は少ないため「チームで成果を出す」考え方は最も重要と言えます。

面接に自信の無い方は下記記事もご参照下さい。

【転職活動中の人向け】面接で合格する４つの準備