まずは住友商事株式会社についてざっくり把握しておきましょう。
住友商事グループは1919年に設立され5大商社の一角として日本経済を牽引してきました。
全世界に展開するグローバルネットワークとさまざまな産業分野における企業・消費者との信頼関係をベースに、多様な商品・サービスの国内販売、輸出入および三国間取引、さらには国内外における事業投資など、総合力を生かした多角的な事業活動を展開しています。
また、強固なビジネス基盤と多様で高度な機能を戦略的・有機的に統合することで、変化を先取りし、既存の枠組みを超えて社会課題を解決し、新たな価値を創造しています。
企業概要 | |
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企業名 | 住友商事株式会社 |
代表者名 | 兵頭 誠之 |
売上 | 5.4兆円 |
従業員数 | 74,920人 |
平均年齢 | 42.7歳 |
平均勤続年数 | 18.1年 |
市場取引所 | 東証プライム |
上場年月日 | 1949年8月3日 |
設立年月日 | 1919年12月24日 |
所在地 | 東京都千代田区大手町2-3-2(GoogleMap) |
つづいて住友商事株式会社の年収についてです。平均年収、年代別、職種別、階級別などで 住友商事株式会社の中途採用の年収について理解していきます。
この記事の内容は、 有価証券報告書、 OpenWork、 転職会議、当サイトに寄せられた実際の転職情報などを総合・整理しまとめたものです。
住友商事株式会社の平均年収は1356万円です。 日本の平均年収や、上場企業との比較を見てみましょう。
平均年収 | |
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住友商事株式会社 | 平均1356万円 |
日本人全体の平均年収 | 平均461万円 |
上場企業の平均年収 | 平均606万円 |
総合商社中途採用 | 平均615万円 |
続いて、住友商事株式会社の中途採用、年代別の年収です。
中途採用・年代別年収 | |
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20代 | 737万円 |
30代 | 1358万円 |
40代 | 1834万円 |
50代 | 2185万円 |
住友商事株式会社の中途採用、職種別の年収です。
中途採用・職種別年収 | |
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営業職 | 1456万円 |
企画職 | 1564万円 |
専門職 | 1386万円 |
住友商事株式会社の中途採用、階級・役職別の年収です。
中途採用・職種別年収 | |
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課長 | 1273万円 |
副部長 | 1645万円 |
部長 | 1834万円 |
副本部長 | 2043万円 |
本部長 | 2246万円 |
参考までに住友商事株式会社の学歴別初任給も確認しておきましょう。
学歴別初任給 | |
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住友商事株式会社の大卒初任給 | 580万円 |
住友商事株式会社の院卒初任給 | 680万円 |
20代のうちに年収1000万円を超える可能性が高いです。
海外駐在を経験すると手当込で年収1000万円は超えられます。
仮に駐在経験が無いとしても30代前半では年収1000万円プレイヤーになります。
30代後半~40代前半で年収1500万円を超えてきます。
役職目安では副部長職以上になると年収1500万を超える方が多いようです。
また、年収の内訳として賞与比率が高いため、会社全体の業績の影響を大きく受けます。
40代後半以降になると年収2000万円を超える方が増えてきます。
役職目安では本部長職以上になると年収2000万を超えてきます。
また、年収の内訳として賞与比率が高いため、会社全体の業績の影響を大きく受けます。
住友商事株式会社の中途採用、採用難易度は5です。(最高5)
5大商社の中では難易度は低いほうですが、日本企業全体で見ると非常に難易度の高い会社です。
難易度が高い理由として2点あります。
①中途採用の枠が30名程度と少ないため
住友商事は新卒で採用する学生のレベルも高く、新卒教育に力を入れています。
高い総合力を持った人材で組織構成されており、基本的な事業運営は既存人材で対応出来るため中途採用の枠は少なくなっています。
②求められる専門スキルのレベルが高いため
中途採用の人材には「高い専門スキル」と「重厚長大な事業への知見・経験」が求められます。
グローバルビジネスの経験、ビジネスレベルの語学力がある事を前提として、専門スキルを評価されれば企業名とは関係なく転職することは可能です。
ただ、住友商事が取り組む一つ一つの事業規模が大きいため「ある程度規模感のある事業」に関わった経験は必須になります。
面接回数は3~4回です。
募集ポジションによって異なりますが、
一次面接:事業部門(課長クラス)
二次面接:事業部門(部長クラス)
三次面接:事業部門(本部長クラス)
最終面接:人事部門
が面接官として出てくる事が多くあります。
総合商社の社風として「対面で顔を見ながら話す文化」があります。
調整可能であれば対面形式の面接を希望される事をおすすめします。
面接で聞かれる事は一般的な内容が多いです。
①今までの経歴、現在の仕事を含めた自己紹介
②各経歴の深堀り(なぜその会社を選び、どのような業界、顧客を担当していたのか)
③総合商社への志望動機
④住友商事への志望動機
⑤5年後どうなっていたいか。何を実現していたいか。
については整理しておきましょう。
また、応募要件に記載されている専門スキルについても「住友商事で再現性のあるレベルか」を確認されますので魅力的に伝える練習をしておきましょう。
住友商事は5大商社の社風を「石橋をたたいても結局は渡らない会社」と表現される事があります。
人柄も柔らかく、話しやすい方が多いと言われています。
そのため、商社特有のガツガツした印象ではなく、チームワークを重んじて伝統を守りながら新たな事業領域を広げていく雰囲気があります。
「攻め」と「守り」のバランスを持ってビジネスをしている会社と言えます。
残業時間は月13時間程度です。
夜20時頃には仕事を終わらせて帰宅される方が多いです。
M&Aのプロジェクトのように多忙を極める業務にアサインされたとしても終電には帰れる事が多いです。
採用方針として「クリエイティブな発想を持ち、行動力に長けた人」を仲間に迎え、総合商社の中で競争力を高めて行きたいと考えています。
5大商社の中では最後発として事業開始しているため、他社が参入していない領域、他社が気付いていない視点を持った戦略立案・実行を出来るかが重要になるためです。
住友商事が持つ課題解決の基本的な考え方として「顧客第一」があります。
自分達のみが利益を得るのではなく顧客の課題解決とセットで利益を得ていく事で長期的かつ継続的な事業展開が実現できると考えています。
住友商事では子会社の経営に携わる事もあり、多くの人と密に連携しながら事業を推進する場面が多くあります。
そのため、他者を巻き込んで物事を動かせる人材は評価されます。
大規模プロジェクトのマネジメントを行った経験や、事業の責任者として組織を牽引された経験などあれば伝えるようにしましょう。
住友商事は保有している事業のバランスが良い会社です。
保守的な一面もあるため採用においても慎重です。
そのため、
・長期就業する考えがある事
・住友商事で部署が変わっても貢献し続けられる事
・既存社員が持っていない専門知識・スキルを持っている事
を積極的にアピールするようにしましょう。
いくつかの質問に答えることで、住友商事株式会社の中途採用合格率を簡易的に判定することができます。 今現在の合格率はどの程度か確認してみましょう。