まずは三井物産株式会社についてざっくり把握しておきましょう。
三井グループの総合商社です。
世界65ヶ国/地域に拠点を構え、事業所数は約140という豊富なネットワークをグローバルに展開しており、金属、機械・インフラ、化学品、エネルギー、生活産業、次世代・機能推進という6つの事業分野、そしてそれらが16の営業本部に分かれ、新たなビジネスを創造しています。
「人材こそが最大の資産」という伝統があり、すべての社員が能力を最大限に発揮し、「良い仕事」を生み出す環境づくりを目指して、三井物産らしい、人材育成と人材および働き方の多様化を進めています。
企業概要 | |
---|---|
企業名 | 三井物産株式会社 |
代表者名 | 堀 健一 |
売上 | 11.7兆円 |
従業員数 | 44,509人 |
平均年齢 | 42.1歳 |
平均勤続年数 | 18.3年 |
市場取引所 | 東証プライム |
上場年月日 | 1949年5月 |
設立年月日 | 1947年7月25日 |
所在地 | 東京都千代田区大手町1-2-1(GoogleMap) |
つづいて三井物産株式会社の年収についてです。平均年収、年代別、職種別、階級別などで 三井物産株式会社の中途採用の年収について理解していきます。
この記事の内容は、 有価証券報告書、 OpenWork、 転職会議、当サイトに寄せられた実際の転職情報などを総合・整理しまとめたものです。
三井物産株式会社の平均年収は1482万円です。 日本の平均年収や、上場企業との比較を見てみましょう。
平均年収 | |
---|---|
三井物産株式会社 | 平均1482万円 |
日本人全体の平均年収 | 平均461万円 |
上場企業の平均年収 | 平均606万円 |
総合商社中途採用 | 平均615万円 |
続いて、三井物産株式会社の中途採用、年代別の年収です。
中途採用・年代別年収 | |
---|---|
20代 | 756万円 |
30代 | 1283万円 |
40代 | 1824万円 |
50代 | 2018万円 |
三井物産株式会社の中途採用、職種別の年収です。
中途採用・職種別年収 | |
---|---|
営業職 | 1513万円 |
企画職 | 1348万円 |
専門職 | 1436万円 |
三井物産株式会社の中途採用、階級・役職別の年収です。
中途採用・職種別年収 | |
---|---|
課長 | 1282万円 |
副部長 | 1583万円 |
部長 | 1724万円 |
副本部長 | 1983万円 |
本部長 | 2106万円 |
参考までに三井物産株式会社の学歴別初任給も確認しておきましょう。
学歴別初任給 | |
---|---|
三井物産株式会社の大卒初任給 | 620万円 |
三井物産株式会社の院卒初任給 | 800万円 |
20代のうちに年収1000万円を超える可能性が高いです。
海外駐在を経験すると手当込で年収1000万円は超えられます。
仮に駐在経験が無いとしても30代前半では年収1000万円プレイヤーになります。
30代後半~40代前半で年収1500万円を超えてきます。
役職目安では副部長職以上になると年収1500万を超える方が多いようです。
また、年収の内訳として賞与比率が高いため、会社全体の業績の影響を大きく受けます。
40代後半以降になると年収2000万円を超える方が増えてきます。
役職目安では本部長職以上になると年収2000万を超えてきます。
また、年収の内訳として賞与比率が高いため、会社全体の業績の影響を大きく受けます。
三井物産株式会社の中途採用、採用難易度は5です。(最高5)
難易度が高い理由として3点あります。
①中途採用の枠が20名程度と少ないため
高い総合力を持った人材で組織構成されており、基本的な事業運営は既存人材で対応出来る事ため中途採用の枠は少なくなっています。
②既存社員の配置転換が多いため
個人のキャリアパスを尊重しており、既存社員の配置転換も積極的です。
そのため、社内の配置転換にて採用課題が解決する事が多いです。
③求められる専門スキルのレベルが高いため
中途採用の人材には「高い専門スキル」と「重厚長大な事業への知見・経験」が求められます。
グローバルビジネスの経験、ビジネスレベルの語学力がある事を前提として、専門スキルを評価されれば企業名とは関係なく転職することは可能です。
ただ、三井物産が取り組む事業規模は非常に大きいため「ある程度規模感のあるプロジェクトや事業」に関わった経験は必須になります。
面接回数は3~4回です。
募集ポジションによって異なりますが、
一次面接:事業部門(課長クラス)
二次面接:事業部門(部長クラス)
三次面接:事業部門(本部長クラス)
最終面接:人事部門
が面接官として出てくる事が多くあります。
事業部門が合格を出せば基本的に内定となります。
面接と合わせてWEBテストがあります。
面接で聞かれる事は一般的な内容が多いです。
①今までの経歴、現在の仕事を含めた自己紹介
②各経歴の深堀り(なぜその会社を選び、どのような業界、顧客を担当していたのか)
③総合商社への志望動機
④三井物産への志望動機
⑤5年後どうなっていたいか。何を実現していたいか。
については整理しておきましょう。
また、応募要件に記載されている専門スキルについても「三井物産で再現性のあるレベルか」を確認されますので魅力的に伝える練習をしておきましょう。
三井物産は「人の三井」と表現されるように「個人」を重要に考え自由闊達な社風です。
人事制度でも「個のキャリアパス」にフォーカスした運用が行われていますので年齢と共に変化する考え方、世の中の流れに合わせて長期的にキャリア構築が可能です。
また、情熱的で意欲の高い社員が多く、個人を尊重しつつもチームワークを得意としています。
残業時間は月15時間程度です。
夜20時頃には仕事を終わらせて帰宅される方が多いです。
繁忙期には終電で帰る事もあるようですが残業代は全て支払われます。
三井物産には数え切れないほどの成長機会があります。
キャリアを積んでいく中で子会社の経営や新規事業の開発など三井物産の未来を担う役割を持つ事もあります。
そこで重要なのは「学ぶことや成長することに貪欲である」と考えています。
与えられた環境を機会として成長していける方は三井物産でも活躍可能です。
三井物産は一つ一つのプロジェクトや事業の規模が大きいです。
そのため、チームとして成果を出す場面も多いことから他者を巻き込んで物事を動かせる人材は評価されます。
大規模プロジェクトのマネジメントを行った経験や、事業の責任者として組織を牽引された経験などあれば伝えるようにしましょう。
商社が解決する課題は難易度が高く規模も大きなものが多いです。
そのため、多少困難な事があっても最後まで主体性を持ちながらやり抜く事ができる人材か見極められます。
過去の経験の中で「最も難易度の高い業務・プロジェクト経験」に対して「どのように乗り越えたか」はご自身の中で整理しておきましょう。
三井物産は総合商社で最も「個を尊重している会社」です。
そのため、
・長期就業する考えがある事
・三井物産で部署が変わっても貢献し続けられる事
・既存社員が持っていない専門知識・スキルを持っている事
を積極的にアピールするようにしましょう。
いくつかの質問に答えることで、三井物産株式会社の中途採用合格率を簡易的に判定することができます。 今現在の合格率はどの程度か確認してみましょう。