まずは豊田通商株式会社についてざっくり把握しておきましょう。
日本における7大商社の一角です。
愛知県名古屋市と東京都港区を本社(二本社体制)とするトヨタグループの総合商社であり、自動車生産関連商品に強みを持っています。
自動車関連以外でも金属、機械、石油、プラント、食品、保険まで総合的に扱っています。
2006年にトーメンと合併するまでは「トヨタグループ」の商社というポジションでしたが合併後はトーメンの保持していた権益とトヨタグループという後ろ盾から大手総合商社の地位を獲得しています。
企業概要 | |
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企業名 | 豊田通商株式会社 |
代表者名 | 貸谷 伊知郎 |
売上 | 8兆円 |
従業員数 | 64,402人 |
平均年齢 | 42.4歳 |
平均勤続年数 | 16.7年 |
市場取引所 | 東証プライム |
上場年月日 | 1961年10月 |
設立年月日 | 1948年7月1日 |
所在地 | 愛知県名古屋市中村区名駅4-9-8(GoogleMap) |
つづいて豊田通商株式会社の年収についてです。平均年収、年代別、職種別、階級別などで 豊田通商株式会社の中途採用の年収について理解していきます。
この記事の内容は、 有価証券報告書、 OpenWork、 転職会議、当サイトに寄せられた実際の転職情報などを総合・整理しまとめたものです。
豊田通商株式会社の平均年収は1100万円です。 日本の平均年収や、上場企業との比較を見てみましょう。
平均年収 | |
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豊田通商株式会社 | 平均1100万円 |
日本人全体の平均年収 | 平均461万円 |
上場企業の平均年収 | 平均606万円 |
総合商社中途採用 | 平均615万円 |
続いて、豊田通商株式会社の中途採用、年代別の年収です。
中途採用・年代別年収 | |
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20代 | 638万円 |
30代 | 1053万円 |
40代 | 1464万円 |
50代 | 1835万円 |
豊田通商株式会社の中途採用、職種別の年収です。
中途採用・職種別年収 | |
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営業職 | 1120万円 |
企画職 | 1003万円 |
専門職 | 936万円 |
豊田通商株式会社の中途採用、階級・役職別の年収です。
中途採用・職種別年収 | |
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課長 | 1046万円 |
副部長 | 1246万円 |
部長 | 1462万円 |
副本部長 | 1736万円 |
本部長 | 2041万円 |
参考までに豊田通商株式会社の学歴別初任給も確認しておきましょう。
学歴別初任給 | |
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豊田通商株式会社の大卒初任給 | 560万円 |
豊田通商株式会社の院卒初任給 | 660万円 |
20代のうちに年収1000万円を超える可能性が高いです。
出張や海外駐在を経験すると手当込で年収1000万円は超えられます。
仮に駐在経験が無いとしても30代前半では年収1000万円プレイヤーになります。
30代後半~40代で年収1500万円を超えてきます。
役職目安では部長職以上になると年収1500万を超える方が多いようです。
また、年収の内訳として賞与比率が高いため、会社全体の業績の影響を大きく受けます。
40代後半以降になると年収2000万円を超える方が増えてきます。
役職目安では本部長職以上になると年収2000万を超えてきます。
また、年収の内訳として賞与比率が高いため、会社全体の業績の影響を大きく受けます。
豊田通商株式会社の中途採用、採用難易度は5です。(最高5)
7大商社の中では難易度は低いほうですが、日本企業全体で見ると非常に難易度の高い会社です。
難易度が高い理由として2点あります。
①中途採用の枠が30名程度と少ないため
豊田通商は新卒で採用する学生のレベルも高く、新卒教育に力を入れています。
高い総合力を持った人材で組織構成されており、基本的な事業運営は既存人材で対応出来るため中途採用の枠は少なくなっています。
②求められる専門スキルのレベルが高いため
中途採用の人材には「高い専門スキル」と「重厚長大な事業への知見・経験」が求められます。
グローバルビジネスの経験、ビジネスレベルの語学力がある事を前提として、専門スキルを評価されれば企業名とは関係なく転職することは可能です。
ただ、豊田通商が取り組む一つ一つの事業規模が大きいため「ある程度規模感のある事業」に関わった経験は必須になります。
自動車関連事業に強みを持っているため、同業界の経験があれば優遇されます。
面接回数は3~4回です。
募集ポジションによって異なりますが、
一次面接:事業部門(課長クラス)
二次面接:事業部門(部長クラス)
三次面接:事業部門(本部長クラス)
最終面接:人事部門
が面接官として出てくる事が多くあります。
総合商社の社風として「対面で顔を見ながら話す文化」があります。
調整可能であれば対面形式の面接を希望される事をおすすめします。
面接で聞かれる事は一般的な内容が多いです。
①今までの経歴、現在の仕事を含めた自己紹介
②各経歴の深堀り(なぜその会社を選び、どのような業界、顧客を担当していたのか)
③総合商社への志望動機
④豊田通商への志望動機
⑤5年後どうなっていたいか。何を実現していたいか。
については整理しておきましょう。
また、応募要件に記載されている専門スキルについても「豊田通商で再現性のあるレベルか」を確認されますので魅力的に伝える練習をしておきましょう。
7大商社の中でも「多様性を受け入れて伸びしろを育てるような社風」と言われています。
相手の個性を受け入れて互いを尊重し合うような風通しの良い会社です。
20代後半~30代前半でマネジメント経験を積むなど成長機会が多くあります。
「チャレンジローテーション制度」「チャレンジポスト制度」として様々なミッションに携わる機会が開かれています。
残業時間は月30時間程度です。
土日休みで、有給休暇も取りやすい風土です。
ただ、プロジェクトのように多忙を極める業務にアサインされると一時的に多忙を極めます。
採用方針として「チャレンジ精神を持ち諦めない人」を仲間に迎え、総合商社の中で競争力を高めて行きたいと考えています。
自動車関連以外でも事業の強みを持つために他社が参入していない領域、他社が気付いていない視点を持った戦略立案・実行を出来るかが重要になるためです。
豊田通商が置かれている事業環境はかつてないほどのスピードで変化しています。
そのため、非連続で予測困難な環境変化にしなやかに対応できるように様々な専門性や能力、個性を持った方を「価値創造のドライバー」として採用しています。
例えばテクノロジーに関する深い知見など「既存の組織には無い専門性」を持っている人を必要としています。
豊田通商が解決する課題は難易度が高く規模も大きなものが多いです。
そのため多少困難な事があっても当事者意識を持ち続け、解決に向けた実行をできる人材が必要になります。
過去の経験の中で「最も難易度の高い業務・プロジェクト経験」に対して「どのように乗り越えたか」はご自身の中で整理しておきましょう。
豊田通商は日本の象徴の一つと言える「トヨタ自動車」のグループ会社です。
トヨタ自動車とのパイプに依存せず、多角的に事業展開をしています。
そのため、
・長期就業する考えがある事
・豊田通商で部署が変わっても貢献し続けられる事
・既存社員が持っていない専門知識・スキルを持っている事
を積極的にアピールするようにしましょう。
いくつかの質問に答えることで、豊田通商株式会社の中途採用合格率を簡易的に判定することができます。 今現在の合格率はどの程度か確認してみましょう。