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【40代向け】転職サイトでスカウトを受け取る5つの工夫~スカウト送信担当者が解説~

筆者プロフィール
こがたかし(転職エージェント代表)
33歳で8社目(7回転職)の「プロ転職家」です。
東証一部上場の人材紹介会社で経営企画、事業企画、現場責任者と転職支援事業を幅広く経験しています。
延べ700名以上の転職支援、総面談回数2500回以上を経験し、あらゆる業界&職種の転職支援に携わっています。
MBA(ビジネススクール)にて「採用選考プロセスと離職の関係」をテーマに定量研究を行っており「ミスマッチの無い転職」のアドバイスに定評があります。
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みなさん、こんにちは。転職イロハ運営のタカです。


私はこれまでに東証一部の人材紹介会社に所属し、20代~50代の方の転職支援に10年以上携わってきました。

人材紹介会社の企画責任者として、求人サイトの特徴に合わせた利用頻度の適正化も行っておりましたので、今回はエージェント(=人材紹介会社)の視点から見た【40代の方が求人サイトでスカウトを受け取りやすくする5つの工夫】を紹介させて頂きます。

求人サイトのスカウトはエージェントのスカウト担当者が送信していますので参考になると思います。


<記事を届けたい人>


  • 40代で転職を考えている人
  • 求人サイトに登録したけどスカウトが来ない人
  • 転職活動で失敗したくない人


スカウトを受け取りやすくする5つの工夫をより理解頂くために、スカウト送信者が「どのようにレジュメを選別しているかの方法」と「レジュメを見ているポイント」も書きましたので是非読んでみてください。



スカウト送信者のレジュメ選別方法

40代向け求人サイトの代表格である「ビズリーチ」や「ミドルの転職」サイトでは会員数が100万人を超えています。

まずは100万人超の中から、あなたのレジュメに辿り着いてもらう必要があるので、スカウト送信者がレジュメに辿り着くまでの工程を理解しておきましょう。


ステップ1:デジタル情報の検索

主に「年齢」「年収」「経験業種」「経験職種」の4項目を入力し、対象レジュメの絞り込み。

採用企業によっては「マネジメント経験人数」「英語力」なども項目に入る。


ステップ2:フリーワード検索

採用企業が求めるスキルに関するキーワード(例:経営企画、マーケティング、財務etc)を入力し、対象レジュメの絞り込み。


ステップ1⇒ステップ2を繰り返して対象結果が1,000件ほどまで絞れたら、レジュメの詳細を確認してスカウト対象者を選別していきます。


スカウト送信者が見ているレジュメのポイント

業種、職種の経験年数を見ている

レジュメを業種と職種で分けたときに「どのような立場で何をしてきて、環境が変わっても再現できる事は何なのか」を見ています。


例えば食品業界で代理店営業を20年経験されている方でしたら、「食品業界への理解が深い」「代理店営業に詳しい」と評価され、「食品業界と商流が繋がる流通業界、小売り業界などで活躍できそう」なのでスカウト送信の対象になってきます。


ポイントは「どこの業界で何年経験している」「どの職種を何年経験している」ことです。


合わせて「定量で示せる実績」をお持ちの方は必ず記載しアピールしましょう。

(例:社内で営業実績1位、経理の締日を2営業日短縮、業務改善10人月分etc)


スカウトを受け取るための5つの工夫

1.経験業種&経験職種と希望業種&職種は同じにする

40代の方は「即戦力性」が求められるため、できる事(経験)とやりたい事(希望)が一致している方の方が話がスムーズに進む事が多いです。

そのため、エージェントとしても、ご人材が登録されている経験業種、職種と希望業種、職種から志向性を読み解きスカウトを打つ対象として選別しています。


2.希望年収は現在年収マイナス100万円で記載しておく

年収は高ければ高い方が良いのが本音かもしれませんが、現在年収と希望年収の乖離がある方にはスカウトを打たない傾向があります。

理由は、「現実を客観視できない人」として捉えられ、まとまる話もまとまらなくなる可能性が高いと想定されるためです。

結果的に年収交渉は行ってくれますので、求人サイト登録時は希望年収を控え目にして「謙虚な人」と見せておく事をおすすめします。


3.フリー記載欄に「経営」「開発」「マーケティング」等の経営ワードを入れておく

キーワード検索でひっかかりやすいワードを入れておく事でエージェントの目に付きやすくなります。

40代の方を探す際には「経営」「開発」「マーケティング」の他に「責任者」「マネジャー」「管理職」など経営層に近いポジションの方に関連するワードを入れておく事をおすすめします。


4.マネジメント経験人数を明確に記載しておく

40代になってくるとマネジメントを求められるケースが多くなってきます。

多くの求人サイトは「マネジメント経験人数」を記入する項目がありますので「過去の最大マネジメント人数」を入れておきましょう。


5.英語が出来なくても「日常会話レベル」を選択しておく

グローバル化の流れから、「英語はできないよりもできた方が良い」とゆうのが採用企業の本音です。

そのため、実務としては英語を使用しないけど人材を探す際には英語力も確認するケースが多いです。

「日常会話レベル」であれば「英語は話せないけど抵抗は無い」といった意思表示になりますので求人サイトの語学項目は登録するようにしましょう。


40代の方におすすめな求人サイト


スカウトをより多く受け取るために優先的に登録すべき求人サイトを紹介いたします。

言い換えれば、40代の方をターゲットにしているエージェントが優先的に利用しているサイト順になります。


1.ビズリーチ(運営会社:ビジョナル株式会社)

30代以上の転職希望者をコアなターゲットとするエージェントの多くが利用しているサイトです。

求人サイトの品質担保のため、エージェントおよび転職希望者の登録時に審査が入ります。

※エージェントは「半年以内に年収800万円以上の採用支援実績が2名以上」ある事が審査条件です。






2.ミドルの転職(運営会社:エン・ジャパン株式会社)

サイトの歴史はビズリーチよりも長く、30代~50代の中でも管理系職種に強いサイトです。

ビズリーチの次にエージェントの利用頻度が高いためビズリーチと合わせて登録する事をおすすめします。





3.キャリアカーバー(運営会社:株式会社リクルート)

サイトの歴史は浅いですが、人材最大手であるリクルートが運営しており、エージェント利用率も上がってきております。

ビズリーチ、ミドルの転職と並行して利用されるケースが多く、補完的なサイトとして登録しておくと漏れなく求人を受け取る事ができます。





このように、求人サイトを「誰がどのようにスカウトを打っている」事を理解する事で効率的に転職活動を行っていく事ができます。


うまくいかない事も多いかもしれませんが諦めずに取り組んでいきましょう^^

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