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世界で最初に設立されたコンサルティングファームであるアーサー・D・リトルについて、
「実際の働き方は激務か?」
「募集要件には学歴が必須になっている?」
「サービス領域は?」
「タイトル別の年収レンジはどれくらい?」
「入社された方からの評判や転職市場での評価は良い?それとも悪い?」
といったご相談を頂くことがあります。
当記事をお読み頂く事で
・アーサー・D・リトルの会社概要
・アーサー・D・リトルの学歴基準
・アーサー・D・リトルの仕事イメージ
・アーサー・D・リトルの募集要件、選考内容
・アーサー・D・リトルの年収
・アーサー・D・リトルの評判
についての実態を理解し、面接合格に大きく近づくことができます。
特に、未来志向が強く実力者が多い会社のため「高難易度の社会課題に向き合いながら仲間と切磋琢磨してコンサルスキルを磨いていきたい」とお考えの方には最適の会社です。
↓コンサル希望者の方は合わせて下記記事も読んでみてください。
【後悔したくない人へ】コンサル業界に強い転職エージェントの評判をエージェント経験者が解説
それではアーサー・D・リトルの合格方法を解説していきます。
※実際に入社されている方やホームページ情報を元に解説を進めていきます。
■会社特徴
日系・外資の大手製造業・情報通信産業・金融関連企業の経営層に対して、多岐にわたるテーマで経営課題に関するコンサルティング・サービスを提供しています。
世界最古の戦略ファームとして経営戦略立案、組織・業務の改革、新規事業創出、M&A戦略立案・実行支援、R&D戦略策定を含む、トップマネジメントが直面する多様な課題に対応し、特色ある地位を確立しています。
<企業名>
アーサー・D・リトル ・ジャパン
<代表者>
代表取締役 原田裕介氏
※東京工業大学工学部卒業、総合理工学研究科修士課程終了後に富士ゼロックス入社。1994年MITにてMBA取得し1997年アーサー・D・リトルに入社。
<事業開始日>
1978年03月10日
<所在地>
〒105-0021
東京都港区東新橋1丁目5番2号汐留シティセンター
<従業員数>
非公開
<事業内容>
大手製造業・情報通信産業・金融関連企業を中心としたグローバル企業に対して「戦略領域」を中心にコンサルティングサービスを提供しています。
具体的には下記領域における経営コンサルティングサービスを提供しています。
-事業構想立案支援
-中期経営計画策定支援
-新規事業開発・ビジネスモデル改革・M&A支援
-グループ・グローバル経営管理支援
-マーケティング戦略・営業改革支援
-サプライチェーンマネジメント支援
-デジタル戦略立案支援
<設立背景>
1886年、マサチューセッツ工科大学のアーサー・D・リトル博士により、世界最初の民間受託研究機関としてマサチューセッツ工科大学のキャンパス内に設立されました。
その後、1920年代のゼネラル・モーターズ(GM)における戦略事業部制等の新たな経営手法導入に関するプロジェクトをきっかけに、経営コンサルティングファームとして活動領域を拡大しています。
ADLジャパンは1978年に世界の重要拠点のひとつとして設立されています。
コンサルファームの組織を理解するためには「総合系or専門系」と「業界×サービスの組織区分」を知る事が重要です。
戦略系ファームとして全ての業界に対して戦略コンサルティングサービスを提供しています。
<主なサービス事例>
・経営戦略立案支援
・ マーケティング戦略立案支援
・ 新規事業立上げ支援
・ IT戦略立案支援
・ M&A支援
業界軸を中心に組織が分かれています。
<業界テーマ>
航空宇宙・防衛
機械(産機/建機/農機)
自動車
化学・素材
食品・飲料・その他の消費財
金融サービス
ヘルスケア・ライフサイエンス
石油・ガス
プライベート・エクイティ
政府・公共機関
通信・ITサービス
輸送・流通サービス
環境・エネルギー
<サービステーマ>
事業戦略・ビジョン策定
マーケティング・セールス
組織(システム/気候)と人材改革
技術・イノベーションマネジメント
デジタル・プロブレム・ソルビング
オペレーション・業務改革
コーポレート・ファイナンス
インフォメーション・マネジメント
リスクマネジメント
サステナビリティ
アーサー・D・リトルの年収はコンサルティング業界の中でも高水準と考えておくと良さそうです。
ビジネスアナリスト・・・550~700万円
コンサルタント・・・700~1250万円
マネージャー・・・1300~1850万円
プリンシパル・・・2000万円~3500万円
パートナー・・・3500万円~
※年功要素は無く、実力主義でタイトルが決まります。
面接では「なぜアーサー・D・リトルに興味を持ったのか?」と聞かれる事が多くあります。
特徴を押さえながらご自身のお考えに合う回答を持っておきましょう。
主な特徴としては、
①世界最古のファームとしてグローバル企業の戦略領域に強みを持っている
②特に製造業企業とのパイプが強く企画提案のみではなく実行支援も行っている
③実力を持つコンサルタントが多く在籍しており成長環境である
等があります。
コンサル経験のある方のみならず未経験の方も積極的に採用しています。
大手ファームと比較すると採用要件は非常に厳しいです。
戦略領域のコンサル経験または準ずる経験、未経験でも高いポテンシャルを持つ方が採用されています。
具体的な募集要項として、
・コンサル経験者採用の場合は、
同業他社での大企業に対する戦略領域・業務領域をお持ちの方
・未経験者の場合は、
グローバル展開している事業会社にて経営戦略系の業務経験をお持ちの方
がメインターゲットとなっております。
グローバルファームではございますが英語を必須としておりません。
採用基準として、明確に「○○以上の学歴」と線引きしている訳では無いようです。
ただ、実態としては東京大学をはじめとした旧帝大クラス、早慶上理クラス、大学院卒などが大半を占めています。
対面、WEBにて実施されています。
適性検査は無く、ケース面接があります。
ケース面接は「○○の前提において△△企業の売上を2倍にする施策とは?」のように、
一般的な内容が多いです。基本的なケース面接対策は必須となります。
※面接では「お題に対してプレゼンするパターン」「口頭でディスカッションしながら進めるパターン」と二通りございます。
書類選考(+志望動機書) → 面接4回となっています。
一次:マネジャークラス
二次:プリンシパルクラス
三次:プリンシパルクラス
最終:パートナークラス
のように選考プロセスが進む中でタイトルの高い社員が出てきます。
アーサー・D・リトルで聞かれる質問について押さえておきましょう。
特に志望動機は重要ですので項目を分けて「8」で解説致します。
①今までの経歴、現在の仕事を含めた自己紹介
②各経歴の深堀り(なぜその会社を選び、どのような業界、顧客を担当していたのか)
③コンサルファームへの志望動機
④アーサー・D・リトルへの志望動機(間接的にアーサー・D・リトルへの理解を確認されます)
⑤5年後どうなっていたいか。何を実現していたいか。
⑥アーサー・D・リトルの強み、弱みは何だと理解されているか。
についてはしっかり準備しておきましょう。
コンサルファームの中でもどうしてアーサー・D・リトルなのか、は必ず聞かれますので答えられるように整理しておきましょう。
※ホームページは一通り確認し、「どこに興味を持ったのか」は自身の言葉で話せるようにしておきましょう。
改めてアーサー・D・リトルの特徴を表現すると
「日本最古のグローバルファームである事」
「製造業に対する戦略案件に強い立ち位置である事」
「実力主義で短期間で昇格、昇給が実現できる事」
「少数精鋭にも関わらず大企業に対する戦略案件が多い事」
などになります。
志望動機を参考になるように表現すると、
①製造業が持続可能な経営をしていくため、未来構想~戦略企画~実行まで関わりたい
②社会課題の解決を通して社会貢献するためにコンサルティングスキルを向上させたい
③より難しい課題を解決する事に心血を注ぎ、常に未来を描き続けるビジネスマンになりたい
などの内容であればアーサー・D・リトル社が求めている人材像にも合ってくるでしょう。
少数精鋭で高い成果を出している組織のため「激務」と言えます。
大手コンサルティングファームの戦略領域で働き慣れている方でも「最初は付いていくのが大変」と言うほどタフな環境と言えます。
その分、実力がしっかりと付きますしハードワークを好む方にとっては良い環境と言えます。
「激務」「年収高い」と評判もあるアーサー・D・リトルコンサルですが実態は「激務であり、年収は非常に高い」会社です。
せっかくコンサルキャリアを積むのであれば「より高い課題解決に携わりたい」「持続可能な社会づくりに貢献したい」などの志向性を持つ方には特に評判が良いです。
大手ファーム比較で知名度は高く非常に人気があります。
特に「大手製造業において超上流コンサルティングに携わりたい」と考えている方にとっては相性が良いです。
アーサー・D・リトルは小規模な会社のため、転職先の傾向性が強いわけではありませんが
①戦略コンサルティングファーム
②大手グローバル製造業 CXO(経営戦略系)
への転職が多くなっています。
ベンチャー企業よりかは大手企業に対して、大手企業の中でキャリア構築されています。
<参考リンク>
アーサー・D・リトル 公式HP