【年収ランキング一覧】コンサルファームの年収ランキングを転職エージェントが解説

みなさん、こんにちは。転職イロハ運営のタカです。

コンサルファームへの転職を検討している方から、

「他業界と比べて年収は高い業界ですか？」

「コンサルファーム業界内のランキングを知りたい」

「コンサル業界内の年収比較を教えてもらいたい」

との相談を受けることがあります。

やはり転職をするなら年収は少しでも上げたいと考える方が多いです。

コンサルファームへの転職によって「経営人材に必要とされるスキル習得」と合わせて「年収アップ」を実現する方が多く、転職先候補の業界としては人気が高いと言えます。

まずはコンサル業界の年収事情について理解し転職活動の成功イメージをつけていきましょう。

当記事をお読みいただく事で、

・全業種におけるコンサル業界の年収ランキング

・コンサル業界における領域別年収ランキング

・主要コンサルティングファームの年収比較

を知る事ができます。

経営知識、スキルとセットで年収についてもこだわりを持ちながら転職活動されている方には参考になる内容になっております。

1.コンサルティング業界の年収は高い？低い？ 

東洋経済社の調査によると、総合商社、金融機関、メディア企業を差し置いて、ランキング一位になっています。

総合系のコンサルファームでは最高位役職（パートナー、ディレクター、プリンシパル等）になると年収3000万円を超える会社が多いことを考えると、総合商社、金融機関と比較しても非常に年収レンジが高い業界と言えます。

また、年収が高い事の半面としてアップorアウト　との表現をされる事が多いですが、昨今は人手不足により多少パフォーマンスが悪くても解雇されることは少ないようです。

そう考えると「年収もアップして、経営スキルも取得したい」と考える方にとっても最良の選択肢と言えるかもしれません。

1.1業種別平均年収ランキング（東洋経済記事引用）

1位 コンサルティング 1316万円

2位 総合商社 1232万円

3位 放送 879万円

4位 携帯電話事業者 839万円

5位 投資事業・投資ファンド 815万円

6位 メガバンク 798万円

7位 石油 784万円

8位 海運 776万円

9位 証券 755万円

10位 総合重機 745万円

11位 医薬品 731万円

12位 自動車 723万円

13位 電気・家電大手 706万円

14位 複写機・プリンタ 702万円

15位 映画・アニメ 695万円

16位 トイレタリー（日用品） 690万円

17位 飲料・酒類 689万円

18位 損害保険 673万円

19位 建設 671万円

20位 パチンコ・パチスロ 648万円

21位 不動産・住宅・マンション 647万円

22位 倉庫 636万円

23位 生命保険 633万円

24位 化学 633万円

25位 広告 632万円

26位 ゲーム 629万円

27位 ITサービス、ソフトウェア　627万円

28位 工作機械 626万円

29位 WEBサービス 624万円

30位 半導体製造装置 622万円

31位 建設機械 612万円

32位 ネット広告 609万円

33位 電子部品 608万円

34位 自動車部品 602万円

35位 創薬ベンチャー 601万円

36位 ネット通販 600万円

37位 医療機器 598万円

38位 鉄道 597万円

39位 鉄道車両 594万円

40位 鉄鋼・非鉄金属 594万円

- 業界平均 600万円

2.評価の高いコンサルファームはどこ？

コンサル業界におけるランキングを見て「評価の高い会社の傾向性」を知る事で転職先候補企業の目利き力が付けられます。

当ランキングはグローバルファームにおけるランキングで、日本においてコンサルティングサービスを提供していない会社も含まれますので参考程度にとどめておきましょう。

2.1ランキング調査会社について

ランキングについてはVault社の調査データを引用しておりますので、Vault社について簡単に紹介いたします。

・Vault社は1996年の設立以来、ある業界、企業、職業で働くことは実際にはどのようなことなのか、そして夢のキャリアを立ち上げ、構築するためにはどのようなポジションを取るべきなのかについて、詳細な情報を提供しています。

同社のランキングや評価は、New York Times、Wall Street Journal、Bloomberg BusinessWeek、Forbes、Fortune、Moneyなど、数え切れないほどのニュース媒体で定期的に取り上げられ、引用されています。

尚、ランキングの評価軸としては、

・30パーセント

プレステージ(地位・品質の高さなどからくる)威信、名声、信望、威光

・15パーセント

社員満足度

・15パーセント

企業文化

・15パーセント

報酬水準

・10パーセント

ワークライフバランス

・10パーセント

ビジネス全体の見通し

・5パーセント

プロモーションポリシー

と言われています。

2.2コンサルファーム グローバルランキング

聞いたことの無いコンサルティングファームもあると思いますが「世界にはこのような会社もあるのか」程度に読んでみてください。

１位~３位は「MBB」（エムビービー）と言われる３社であり、日本のトップ企業各社から採用ターゲットにされている企業です。

ランキング上位に入るコンサルファームについての事業概要も記載しておりますので合わせてご参照ください。

1位 ベイン・アンド・カンパニー

ベイン・アンド・カンパニーは、世界37カ国に59のオフィスを構え、クライアントと一体となって、並外れた成果を達成し、競合他社を凌駕し、業界を再定義するという共通の野心を持って仕事をしています。同社は、より良い、より早く、より永続的な成果を実現するために、カスタマイズされた統合的な専門知識を、デジタルイノベーターの活発なエコシステムで補完しています。10年間で10億ドル以上のプロボノ活動への投資を約束し、教育、人種平等、社会正義、経済発展、環境など、今日の緊急課題に取り組む組織に、その才能、専門知識、洞察力を提供しています。1973年の設立以来、クライアントの成功をもって自らの成功を測り、業界最高水準のクライアント・アドボカシーを維持しています。クライアントリストは非公開ですが、De Beers、Dell、Ford、Charles Schwab、Starbucks、Del Monte、KIPP、Bill & Melinda Gates Foundationなどの一流企業と取引があることで知られています。

2位 ボストンコンサルティンググループ

世界50カ国以上、90以上のオフィスに約21,000人の従業員を擁するボストンコンサルティンググループは、フォーブス誌によると、アメリカ最大の民間企業のひとつにランクされています。同社は、ビジネスや社会のリーダーたちと協力して、彼らが最も重要な課題に取り組み、最大のチャンスをつかむための支援を行っています。BCGのクライアントには、世界で最も大きく、最も影響力のある企業が数多く含まれています。BCGには、ペプシコの会長兼元CEOのインドラ・ヌーイ、ボストン・ビア・カンパニーの共同創業者兼会長のジム・コッチ、IBMのデジタル・セールス担当SVP兼CMOのミシェル・ペルーソ、ワールプールのCEOのマーク・ビッツァー、パナソニック株式会社のCEOの樋口泰行、McCormick & Co.の社長のネカ・リマーなど、世界各国に26,000人以上の卒業生がいます。

同社企業が成功するためには、デジタルとヒューマンの能力を融合させる必要があると考えています。多様なグローバルチームは、業界や機能に関する深い専門知識と多様な視点を持ち、最先端の経営コンサルティングをはじめ、データサイエンス、テクノロジー＆デザイン、デジタルベンチャー、ビジネスパーパスなどを通じて変革を起こします。

3位 マッキンゼー

マッキンゼー・アンド・カンパニーは、この種の企業の中で最も権威のある企業と言われており、数十年にわたって守秘義務が課せられてきたにもかかわらず、ほぼ世界的な名声を獲得しています。同社は、戦略、組織、業務、技術などの分野において、「マッキンゼーの利益のためではなく、クライアントのビジネスのために何をすべきか」を常に念頭に置いて業務を行っています。

これらの専門分野の範囲は、コモディティ、天然資源、メディア、エンターテインメント、ハイテクなど、あらゆる分野に及んでいます。顧客の名前は公表していませんが、世界のトップ100企業のうち約90社、米国のトップ100企業のうち80社以上にサービスを提供しているといいます。公共・社会セクターの分野では、マッキンゼーは過去5年間に、社会セクターの組織（財団や非営利団体）、地方、地域、国、国際的な政府や公共機関に対して、5,000件以上のプロジェクトを実施してきました。

実際に社内では「売上」「KPI」の話は一切なく「顧客への価値をどのように上げるか」の会話が主にされていると聞きます。

4位 Booz Allen Hamilton

エドウィン・G・ブーズは、第一次世界大戦前夜の1914年に、アウトサイダーの視点とヒューマンタッチでビジネスの成功を支援するために、ブーズ・アレン・ハミルトン社を設立しました。ブーズ・アレン・ハミルトン社は、過去1世紀以上にわたり、米国連邦政府の不可欠なアドバイザーとして、コンサルティング業界に独自の地位を築いてきました。

ブーズ・アレンの影響を受けていない政府機関はないと言っても過言ではない。ブーズ・アレンは、20世紀から21世紀にかけて、米国の最も重要な局面のいくつかに関わっています。例えば、NASAの設立時に最初に依頼されたコンサルタント会社であり、1969年のアポロ11号の月面打ち上げから1990年のハッブル宇宙望遠鏡の設計に至るまで、宇宙開発競争における主要な進歩について助言を行っています。

5位 EY-Parthenon

EY-Partenonは、世界の50以上のオフィス拠点に6,500人以上のプロフェッショナルを擁する戦略コンサルティング企業です。EY-Partenonのプロフェッショナルは、消費者、先進的製造業・モビリティ、教育、金融サービス、ヘルスケア、ライフサイエンス、エネルギー、プライベート・エクイティ、テクノロジー・メディア・テレコムなど、複数の分野において、経営幹部、ビジネス、組織のリーダーにアドバイスを提供しています。同社のクライアントには、グローバル1000企業をはじめ、将来性の高い成長企業、プライベート・エクイティ・クライアント、ヘルスケアや教育機関のクライアント、非営利団体などが含まれます。

2014年、ジョン・ラザフォードとウィリアム・アックマイヤーという2人の元ベインのコンサルタントによって1991年に設立されたパルテノン・グループが、ビッグ4のメンバーであるEYと合併しました。この統合により、パルテノンの経験（戦略能力、あらゆる主要セクターにおけるニッチなビジネスモデルから伝統的なビジネスモデルまでの経験）と、EYのグローバルなリーチと実施能力が融合し、フルスイートソリューションをクライアントに提供できるようになりました。統合された事業は、EYのStrategy and Transactionsサービスラインの一部ですが、EY-Parthenonブランドで運営されています。

6位 Oliver Wyman

オリバー・ワイマンは、マーシュ・アンド・マクレナン・カンパニーズ（MMC）の一員であり、世界100カ国以上にブランドと関連会社を持つグローバルなプロフェッショナルサービスネットワークです。オリバー・ワイマン・グループの最大の構成要素は、オリバー・ワイマンであり、約29カ国60都市のオフィスに4,000人以上のコンサルタントを擁する経営コンサルティング事業です。

オリバー・ワイマン・グループのコンサルティングサービスは、自動車、航空、航空宇宙・防衛、通信、エネルギー、メディア、金融サービス、工業製品・サービス、健康・ライフサイエンス、公共政策、小売・消費財、陸上輸送などの分野をカバーしています。その能力は、デジタル、コーポレートファイナンスとリストラクチャリング、オペレーション、組織的有効性、リスクマネジメント、戦略、サステナビリティなど多岐にわたっています。クライアントには、多数のGlobal 1000企業、世界の大手金融機関100社の80％以上、Fortune 1000企業のトップなどが名を連ねています。

7位 ClearView Healthcare Partners

クリアビューは、ライフサイエンス戦略分野のブティック・コンサルティング・ファームで、医薬品、バイオテクノロジー、医療機器、診断の4つの主要分野でアドバイスやインサイトを提供しています。2007年に設立された同社は、急激な成長を遂げ、現在では安定した顧客リストとサービスに対する強い需要を持つ老舗企業となっています。

当社の主な強みは、その分野の特殊性です。ライフサイエンス企業のニーズは独特で、どのコンサルタントでも対応できるものではありません。ライフサイエンス企業のニーズは独特であり、どのようなコンサルタントでも対応できるものではありません。ライフサイエンス分野における複雑な問題には、医学的、科学的な問題とビジネスの世界との接点を理解しているコンサルタントが必要です。クリアビューの創業パートナーは、市場のギャップに気づき、この分野での深い経験と専門知識に基づいて会社を設立することを決めました。

クリアビューのクライアントは、医療機器や製薬会社からライフサイエンス分野の投資家まで、ライフサイエンスの幅広い事業会社です。同社は、合わせて年間450件以上のプロジェクトを担当し、製薬、バイオテクノロジー、医療機器、診断分野の専門家にアドバイスや実用的な提案を行っています。同社は、クライアントとの長期的な関係を重視しており、それが前年比での大きな成長につながっています。

8位 デロイトトーマツコンサルティング

デロイトは、世界最大級の経営コンサルティング企業として、戦略から実行に至るまでFortune 500の約90％、5,000社以上の民間企業や中堅企業を含む、世界で最も称賛されるブランドの多くに、業界をリードする監査・保証、コンサルティング、税務、リスクおよび財務アドバイザリーサービスを提供しています。デロイトの社員は、今日の市場を動かし、形成している様々な産業分野で活躍しています。測定可能で持続性のある結果を提供することで、資本市場に対する社会的信頼を強化し、クライアントに課題を変革と繁栄の機会と捉えるように促し、より強い経済と健全な社会への道を切り開く手助けをしています。

9位 PwC Advisory/Strategy&

PwC(PricewaterhouseCoopers)のアドバイザリー業務であるPricewaterhouseCoopers Advisory Services LLC(以下「PwCアドバイザリー業務」)は、業界や機能別の専門知識を組み合わせて、お客様が最も興味深く複雑なビジネス上の問題や機会に戦略から実行まで対処できるように支援しています。アドバイザリーのコンサルティングサービスは、戦略（PwCのStrategy&）、経営、テクノロジー、リスクに関するコンサルティングを中心に、オペレーション、財務、人材・組織、顧客への影響、テクノロジー、アナリティクス、ITセキュリティ、リスクマネジメント、持続可能なビジネスソリューション、資本プロジェクト・インフラなどを含みます。アドバイザリー社のフォレンジックサービスには、贈収賄防止・汚職防止、知的財産、規制強化、危機管理、詐欺・金融犯罪、情報ガバナンス・サイバー犯罪、紛争・請求・論争などがあります。アドバイザリー社のディールサービスは、クライアント（世界最大級の企業やプライベート・エクイティ・ファームなどの金融投資機関）の買収、事業分割、合弁事業、提携、資金調達、破綻処理などの計画を支援しています。

同社の成長は、過去数年間の戦略的買収によって補完されてきました。その中には、Booz & Co、Diamond Management and Technology Consultants、PRTM、Ant's Eye View、BGT、Ray Group Internationalなどが含まれます。

これらの買収により、PwCの拡大した幅広いサービスと能力に、戦略、経営、テクノロジーのコンサルティングにおける深い経験が加わりました。2014年4月3日、PwCは、ブーズ・アンド・カンパニーの買収が成功裏に完了したことを発表し、現在はPwCのStrategy&として市場に出ています。この買収により、クライアントが最も複雑な課題に戦略から実行まで一貫して取り組み、グローバルな規模で能力を構築するための支援能力が強化されています。

10位 Putnam Associates

パットナム・アソシエイツは、30年以上にわたり、バイオ医薬品、バイオテクノロジー（細胞、遺伝子、組織療法）、診断、医療機器、およびヘルスケア分野の関連企業を対象とした一流の戦略コンサルティング会社として成長してきました。パットナム・アソシエイツは、客観的でインパクトのある戦略的アドバイスと分析サービスを提供し、製品やフランチャイズのライフサイクルのすべての段階で、クライアントの重要なビジネス上の意思決定をサポートしています。パットナムのクライアントは、ベンチャーのバイオテクノロジー企業からフォーチュン500の企業まで幅広く、世界の主要なバイオ医薬品企業の大半が含まれています。パットナムのクライアントの成功に対するコミットメントは、10年以上に及ぶ多くの関係を維持し、毎年新しいクライアントの機会に継続的に拡大することを可能にしています。

3.年収の高いサービス領域は？

コンサルティング業界のサービス領域別の年収ランキングになります。

実際に転職された方の声をもとに作成したランキングになります。

サービスカテゴリの分類については下記記事をご参照ください。

■コンサル業界地図

https://tenshoku168.net/column/consulting-industry-map

3.1領域別 年収ランキング

企業経営において、より重要なテーマを扱う領域の方が年収は高くなります。

コンサルファームへの発注企業も予算確保しやすい事が背景と考えて良いと思います。

1位.戦略領域

各業界の大手企業に対して事業構想策定、中期経営計画策定、経営課題抽出および解決策の実行計画策定など、企業経営における最も重要な内容に対してコンサルティングサービスを提供ています。

「全社戦略」が固まってから他の機能である「組織戦略」「IT戦略」「M＆A戦略」「マーケティング戦略」などに落とし込まれていくため、戦略系コンサルに所属するコンサルタントの報酬は他の領域と比較しても200万円～500万円ほど高くなっています。（同タイトル比較）

2位.M＆A、FAS領域

経営戦略の中で「M＆A（事業買収、売却）」を用いる大手企業に対してコンサルティングサービスを提供しています。

近年では日本と海外を越境したクロスボーダー案件が多いため、語学力を保持しているコンサルタントが多く在籍しており、

学歴、語学力、コミュニケーション力を備えた人材が多く、戦略領域ほどではないですが「IT戦略」「M＆A戦略」「マーケティング戦略」と比較して100万円～300万円ほど高い年収水準になっています。

3位.IT領域

大手企業に対して①AI/IOTなどを用いたデジタル支援、②基幹システム導入、刷新を行います。

各業界においてDX（デジタルトランスフォーメーション）推進が求められる中でIT戦略の立案、実行が出来るITコンサルファームのニーズは拡大しており、IT戦略の構想、立案に携わっている方の年収は高めです。（M＆A、FAS領域と同等）

しかし、基幹システム系のプロジェクトをメインにしている方の年収については頭打ち感があり、戦略、M＆A・FAS等と比較すると年収は劣後すると言えます。

4位.マーケティング領域

企業活動におけるブランディング、顧客獲得のためのマーケティング施策/実行、CRMシステムの構築などユーザーコミュニケーションの支援を行っています。

メディア系企業から派生したコンサルファームがシェアを占めており、年収水準についてもメディア企業よりは高いものの、コンサルティング業界の中では決して高くはない水準となります。

5位.組織・人事領域

大手企業に対する人事制度改革、組織構造改革、タレントマネジメント、教育システム構築等の人事戦略における施策立案および実行支援を行います。

組織、人の問題は解決をしてから売上、利益への影響が見えづらく、リードタイム（時間）も長くなる傾向にあります。

そのため、年収水準は比較的低めとなります。

4.国内で年収の高いコンサルファームは？

日本において総合的にコンサルティングサービスを展開している主要企業の年収ランキングになります。

※各コンサルファームでは企業努力として人事制度の改定を進めています。

転職予定企業の細かな年収テーブルについては個別に確認する事をおすすめいたします。

4.1総合ファーム年収ランキング

1位 ベイカレントコンサルティング

ベイカレントコンサルティングは金融、医療、通信、官公庁等多くの分野にまたがって総合的なコンサルティングサービスを提供しています。

1998年の創業以来、経営戦略の立案から業務プロセス改善等のコンサルティングを 軸に、システム導入やアウトソーシングサービスまでのトータルソリューションを行うことで10期以上の連続増収増益を成し遂げており、独立系の日系コンサルファームとして外資系コンサルファームを超える年収水準を維持しています。

コンサルティングファームでは数少ない上場企業の一社です。

2位 デロイトトーマツコンサルティング

世界最大規模の会計事務所であるデロイト・トウシュ・トーマツの主要メンバー企業でり、世界150ヵ国、25万人以上のコンサルタントが様々な業界に対して、経営戦略・M＆A・IT・組織など多岐にわたる専門サービスを提供するグローバル経営コンサルティング集団です。

3位 PwCコンサルティング

ロンドンを本拠地とし、世界157カ国742拠点に約276,000人（日本：9,000名程度）のスタッフを擁する世界最大級のプロフェッショナルサービスファームです。

従来、PwC Japanグループでは各法人が独立して事業を行っており、それぞれで監査、コンサルティング、アドバイザリー、税務、法務などのサービスを提供していました。

その各法人のコンサル部門を集結させる形で、2016年2月に設立されたのが、PwCコンサルティング合同会社です。世界中に各分野のプロフェッショナルを抱えるPwCの知見を利用できることが、PwCコンサルティング合同会社の強みと言えます。

日本における従業員数は3,000名程で経営戦略の策定～実行までの総合的なコンサルティングサービスを提供しています。

4位 EYストラテジー・アンド・コンサルティング

世界140カ国以上の国々に17万人以上のメンバーを持つグローバルネットワークを保有しており、グローバルで培われた様々な知見を活かしながら、海外展開を考える日本企業や日本市場に参入する海外企業のプロジェクトなどのクロスボーダー案件にも多数対応しています。

また、多種多様なクライアントに対して戦略～ビジネスコンサル～テクノロジーコンサル～組織コンサルまでを社内連携しながら一気通貫でサービス支援できる事も強みです。

日本における事業戦略においては「プロジェクトドラゴン」と言われる、業界トップを目指した戦略プロジェクトも大々的に発表されております。

5位 KPMGコンサルティング

KPMGコンサルティングは「事業変革」「テクノロジートランスフォーメーション」「リスク＆コンプライアンス」の3分野に豊富な経験とスキルを有するコンサルティングが在籍しています。

他社ファームと比較すると、監査法人と連携した「リスク＆コンプライアンス」には強みを持っている事が特徴です。

また、グローバルにコンサルティングビジネスを展開する中でアジア（特にインド）に強みを持っています。

以上のように、コンサルティング業界は全業種の中でも年収水準が高くなっています。

転職をするうえで年収は重要な要素である一方で、年収のみを見ると盲目になりがちです。

読者の方が転職の目的を忘れる事なく、納得のいく転職活動になる事を願っております。

コンサル業界に興味のある方は下記記事もご参照ください。

【後悔したくない人へ】コンサル業界に強い転職エージェントの評判をエージェント経験者が解説

 【意外と知らない】未経験でコンサル業界に入る時の準備とは～転職エージェントが解説～ 

＜参考ページ＞

東洋経済：40歳年収｢64業界別｣ランキング

https://toyokeizai.net/articles/-/240069?page=2

valt：コンサルティングファームランキング

https://www.vault.com/best-companies-to-work-for/consulting/vault-consulting-rankings-top-50