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みなさん、こんにちは。転職イロハ運営のタカです。
コンサル業界は求められる業務スキルが高いイメージが強く、
・必要なスキルを取得するためのお勧め書籍を教えて欲しい。
・コンサル業界にいる人がよく読んでいる書籍を知りたい
といった相談を受ける事が多くあります。
当記事では、これからコンサル業界を目指す方、既に内定を取得しており入社前に研鑽しておきたい方向けの推薦書籍を業務スキル別にご紹介させて頂きます。
最後までお読み頂く事で未経験でコンサル業界に入るうえで必要なスキルを理解頂けますので、ご自身で苦手な業務スキルを優先的に身に着けていく事をおすすめ致します。
コンサル業界では主に「ロジカルシンキング」「スライド作成」「マインドセット」の3要素を高いレベルで求められます。
入社した初日から求められますので、入社前に少しでも勉強しておきましょう。
■「考える技術・書く技術」バーバラ・ミント
本書は多くのコンサルタントからも推薦され、構造的思考を身につける上で事実上スタンダードとされてい る一冊です。 問題を構造化して捉えるための手法として、ピラミッドストラクチャーと呼ばれるフレームワークについて書か れています。 ピラミッドストラクチャーは、ロジカルシンキングやビジネスライティングでも必須となる重要な考え方となります。
■「考える技術・書く技術ワークブック」バーバラ・ミント
上記「新版考える技術・書く技術」の独習用教材として開発されたワークブックです。 本演習に取り組むことで、より実践的なスキルを身につけてもらうことを目的としています。 本書は、上下巻合わせて 6 つの Exercise(演習パート)で構成されています。
各演習パートのはじめに同書と対応する章が明示されているため、 まず関連する章を読んだ上で、ワークブック内の演習に取り組んでください。
■「外資系コンサルのスライド作成術」山口周
本書は、プロフェッショナル・コンサルティングファームの現場で活用されている様々なスライド作成の技術が 網羅されています。 全 5 章から構成され、スライド作成の基本かグラフの作り方(数値の視覚化の手法) 、チャートの作り方(概念や関係構造の視覚化の手法)、スライド作成における中~上級者向けのテク ニックや心がけが紹介されています。 また最後に実践編として練習問題が掲載されているので、取り組んでみてください。 本書を通じて、自分の考えを正確かつ簡潔に人に伝えるための考え方を理解してもらうことを狙いとしてい ます。
■「戦略プロフェッショナル」三枝匡
本書は、36 歳の主人公が戦略理論を活用して、市場シェアを逆転させた実話に基づくビジネス小説で す。 日系鉄鋼メーカーからハーバード・ビジネススクールに企業派遣で留学し、MBA を取得して帰国した主人 公が、 会社が資本参加したベンチャー企業の経営を任され、改革に着手します。 著者は BCG の日本人初のコンサルタントである三枝匡氏です。
未経験でコンサルファーム転職に臨む際の不安が「ケース面接」である方も多いはずです。
「ケース面接」とは名前の通り「仮のケースを設定」して課題解決に向けた施策提示をもとに評価する面接形式になります。
10分ほどワーク、10分ほどフィードバックの20分セットをイメージしておくと良いかと思います。
主なポイントを示すと「論点=解くべき課題」「仮説=課題解決の候補」の2点を押さえておけば大きくズレる事はありません。
例えば「売上50億の美容室経営者が事業を3年で2倍にするための施策を提示して欲しいとのお題」であれば、
論点➡事業を2倍とは売上?利益?従業員?等 ”どの期間で何がどのような状態になる事”を解くべき課題として求めているのかを明確にする
仮説➡論点を売上とした際に売上の構成は「客単価×平均日次来客数×営業日数」となります。そのため、各変数を増加する施策を考えれば良く「施策については3つ検討し優先順位として①客単価向上のためシャンプーなどのセット販売オペレーション化、②来客数増加のため紹介制度の導入、③営業日数の増加検討」などが回答の一つになります。
ケース面接ポイントは「結論に至る思考プロセスをあきらめずに考え続けられるか」を見ていますので考え続ける訓練だと捉えてのぞみましょう。
それでは、ケース面接を対処するための推薦図書もご紹介させて頂きます。
■「論点思考」内田和成
本書は、ボストンコンサルティンググループ元日本代表の内田氏が執筆した書籍です。
課題発見を行うための考え方、陥りがちな盲点などが整理されて書かれています。
論点=解くべき課題がズレてしまうと、正しいPJTの推進ができないので、コンサルティング業務の基礎的な考え方を示した書籍とも言えます。
■「仮説思考」 内田和成
本書は、論点思考と同じ内田氏が執筆した書籍です。
論点=解くべき課題、とすると仮説=課題解決のための施策、と言えます。
また、「仮説思考」を持つことで情報が不十分だったり、分析が進んでいない段階でも、先に自分なりの「仮の答え」を導き出していく事ができます。
仮説を出す際の3つの方法(①両極端にみる、②ゼロベースで見る、③相手の視点で考える)についても紹介されておりますので課題解決の基礎知識として参考になる一書です。
■「戦略コンサルティング・ファームの面接試験」マーク・コゼンティーノ
本書は、述べ1万人を超えるハーバードの学生に対してケースインタビューの指導を行った著者による豊富なケース実習が掲載された書籍です。
本書は大きく分けると2部構成になっており、第一部:コンサルティングファームの面接概要及び思考フレームワークの解説、第2部:ケーススタディーと回答例、の作りです。
基本知識をインプットした後に読む事をおすすめ致します。
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