電通デジタルの年収・評判・残業・PJT事例とは？~専門エージェントが解説~

電通グループとしてが2016年7月に新設された電通デジタル株式会社について、

「設立された背景は？」

「タイトル別の年収レンジはどれくらい？」

「実際の働き方は激務？」

「入社された方からの評判や転職市場での評価は良い？それとも悪い？」

「募集要件には学歴が必須になっている？」

といったご相談を頂くことがあります。

当記事をお読み頂く事で

・電通デジタルの設立背景

・電通デジタルの会社概要

・電通デジタルの仕事イメージ

・電通デジタルの募集要件、選考内容

・電通デジタルの年収

・電通デジタルの評判

・電通デジタルの学歴基準

についてイメージし、面接合格に大きく近づくことができます。

同社は電通デジタルマーケティングセンターにネクステッジ電通、電通イーマケティングワンが統合され、2016年7月に設立されました。

デジタルマーケティングの全ての領域に対する、コンサルティング、開発・実装、運用・実行の提供をしているため「マーケティングコンサルのプロになりたい」とお考えの方にはおすすめの会社です。

↓コンサル希望者の方は合わせて下記記事も読んでみてください。

【保存版】コンサル業界転職におすすめの転職エージェントを「中の人」が徹底解説！

それでは電通デジタルの合格方法を解説していきます。

※実際に入社されている方やホームページ情報を元に解説を進めていきます。 

1.電通デジタルってどんな会社？

1.1電通デジタル概要

 ＜企業名＞

株式会社電通デジタル

＜代表者＞

代表取締役社長執行役員　川上 宗一氏

＜事業開始日＞

2016年7月1日 

＜所在地＞

東京都港区東新橋1-8-1（電通本社ビル内）

＜事業内容＞

デジタルマーケティングの全ての領域に対する、コンサルティング、開発・実装、運用・実行の提供

1.2電通デジタルサービス詳細

①デジタルトランスフォーメーション関連サービス

マーケティングコンバージェンス時代に対応したマーケティングのデジタル化、ビジネスプロセスのデジタル化を支援します。

・マーケティングプロセス改革

・マーケティングエコシステム構築

・マーケティングROI向上

・エクスペリエンスデザイン

②カスタマージャーニー関連サービス

クライアントが商品やサービスを認知し、関心を持ち、購入し、優良顧客に至る、あらゆるコンタクトポイントにおけるサービスを提供します。

・マーケティングオートメーション

・WEBインテグレーション

・パフォーマンスマーケティング/デジタル広告運用

・ダイレクトマーケティング

・ソーシャルメディアマーケティング

・コンテンツマーケティング

・モバイルアプリマーケティング

③テクノロジー・データ関連サービス

多種多様なデータ、 最先端テクノロジー、マーケティング知見等を組み合わせたサービスで、マーケティング革新を支援します。

・データプラットフォーム構築

・マーケティングプラットフォーム構築

・データアナリティクス

・マーケティングテクノロジー

・AI/IoTサービス

1.3プロジェクト事例

・デジタルマーケティングによる新規ビジネスアイデアの創出×事業策定支援

・マーケティングオートメーション活用による案件の創出

・新規業界参入に際する市場分析・ターゲットアカウント策定

・オンライン×オフラインを統合した広告評価再構築支援

・ビッグデータ解析による事業課題発掘と電通独自データを活用したソリューション提供

2.電通デジタルの組織はどうなっている？

コンサルファームの組織を理解するためには「総合系or専門系」と「業界×サービスの組織区分」を知る事が重要です。 

2.1総合系or専門系？

マーケティング専門ファームとして全ての業界に対してマーケティングコンサルティングサービスを提供しています。

特にデジタルマーケティングに特化しており、デジタルマーケティングの最上流～実装～運用まで全ての商流を担っています。

2.2業界×サービスの組織区分は？

サービス軸で分かれています。

①ビジネストランスフォーメーション

企業が事業モデル変革を成功させるためのパートナーとして、「顧客価値創造型DX」によりビジネス×ITの両面から支援します。 

②CXトランスフォーメーション

企業の変革リーダーに寄り添い、顧客体験（CX）の変革を基点としたDXを実現するためのソリューションを提供します。 

3.電通デジタルの年収はどれくらい？

電通デジタルの年収はビッグ４と比べて少し劣後する水準と考えておくと良さそうです。

3.1タイトル別年収イメージ

アナリスト（未経験者クラス）・・・500-650万円

コンサルタント・・・600-900万円

マネジャー・・・1000-1550万円

ディレクター（事業責任者クラス）・・・1500-2000万円 

4.電通デジタルと他ファームとの違いは？

面接では「なぜ電通デジタルに興味を持ったのか？」と聞かれる事が多くあります。

特徴を押さえながらご自身のお考えに合う回答を持っておきましょう。

主な特徴としては、

①デジタルマーケティング領域にて国内最大規模の組織である

②電通グループのブランド力、リソースを活用できる

③業務領域が広くキャリアの幅、深さを身に付けやすい

ことがあります。

5.電通デジタルの募集要項は？

電通グループのブランド力、企業資産を武器に積極採用しています。

5.1募集要項詳細

募集要項として、

・コンサル経験者採用の場合は、

大手コンサルコンサルティングファームにおけるマーケティングプロジェクト経験が3年以上あり、社内外の企画や実行をリードできる方。

・未経験者の場合は、

デジタルマーケティング領域の代理店および事業会社におけるマーケティング業務経験をお持ちの方。

5.2学歴基準詳細

採用基準として、明確に「○○以上の学歴」と線引きしている訳では無いようです。

特に、組織の立ち上げ期にあたりますので、学歴よりも経験を重視して採用しています。

学歴には自信が無いけど電通グループで働きたい方にとってはチャンスと言えます。

6.電通デジタルの選考プロセスはどうなっている？

基本的にWEB形式にて実施されています。

6.1 適性検査、ケース有無

ケース面接は無いですが適性検査が実施されます。

性格検査は「MDネットの性格診断」を使用しております。

内容は性格診断＋心理テストです。

参考URL：http://www.md-net.co.jp/

6.2選考プロセス

通常は書類選考後→面接２回を目安に選考が行われます。

一次：人事担当＋現場（マネージャークラス）

最終：担当部門責任者

のように選考プロセスが進む中でタイトルの高い社員が出てきます。

7.電通デジタルの面接で聞かれることは？

電通デジタルで聞かれる質問について押さえておきましょう。

特に志望動機は重要ですので項目を分けて「8」で解説致します。

①今までの経歴、現在の仕事を含めた自己紹介

②各経歴の深堀り（なぜその会社を選び、どのような業界、顧客を担当していたのか）

③デジタルマーケティング領域への志望動機

④電通デジタルへの志望動機（間接的に電通デジタルへの理解を確認されます）

⑤5年後どうなっていたいか。何を実現していたいか。

⑥電通デジタルの強み、弱みは何だと理解されているか。

8.電通デジタルへの志望動機の伝え方は？

マーケティングファームの中でもどうして電通デジタルなのか、は必ず聞かれますので答えられるように整理しておきましょう。

※ホームページは一通り確認し、「どこに興味を持ったのか」は自身の言葉で話せるようにしておきましょう。

改めて電通デジタルの特徴を表現すると「電通グループ発のマーケティングコンサルファームである」「電通が持つマーケティングリソースがある」「業務範囲が柔軟で意図的なキャリアを積むことができる」点になります。

志望動機を参考になるように表現すると、

①電通が持つ様々な業種に対してプロジェクト経験を積みたい

②過去の経験に縛られずにデジタルマーケティング全般の広いプロジェクト経験を積みたい

③電通のブランドを武器にマーケティング領域に関わりたい

などの内容であれば電通デジタル社が求めている人材像にも合ってくるでしょう。

9.電通デジタルは激務なのか？

働き方は各個人の考え方を優先しています。

残業時間は平均して35～40時間ほどです。

プロジェクトの時期によっては深夜におよび事もあります。

10.電通デジタルの評判は？

大手とベンチャーの間の子で、それぞれの良い要素が含まれていると評判です。

電通グループである強みとデジタルマーケティング領域のマーケット規模拡大を背景に今後の成長も見込まれます。

業務範囲を調整して柔軟なキャリアを構築できる事も特徴です。

11.電通デジタルは人気のある会社なのか？

マーケティング領域を希望する方から人気があります。

「電通グループ」である事から、大手企業で働きたいけど、ベンチャーの成長スピードも求めたいといった方と志向性が合うようです。

12.電通デジタルからの転職先は？

マーケティング領域のスペシャリストとして経験が積めますので、

①大手コンサルティングファーム（マーケティング領域）、②大手事業会社マーケティング職、③ベンチャーCMOのポジションが想定されます。

＜参考リンク＞

電通デジタル　公式HP

https://www.dentsudigital.co.jp/