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みなさん、こんにちは。転職イロハ運営のタカです。
日立製作所100%子会社の日立コンサルティング株式会社について、
「設立された背景は?」
「サービス領域は?」
「タイトル別の年収レンジはどれくらい?」
「実際の働き方は激務か?」
「入社された方からの評判や転職市場での評価は良い?それとも悪い?」
「募集要件には学歴が必須になっている?」
といったご相談を頂くことがあります。
当記事をお読み頂く事で
・日立コンサルティングの設立背景
・日立コンサルティングの会社概要
・日立コンサルティングの仕事イメージ
・日立コンサルティングの募集要件、選考内容
・日立コンサルティングの年収
・日立コンサルティングの評判
・日立コンサルティングの学歴基準
についての実態を理解し、面接合格に大きく近づくことができます。
特に、売上規模10兆円を誇る日立製作所グループのコンサルティングファームであるため、
「世界の未来構想を考え、大企業・公共領域に対するコンサルティングビジネスを推し進めたい」
「ワークライフバランスを取りつつ、事業会社に近いファームで長期的なキャリアを築いていきたい」
とお考えの方には最適の会社です。
↓コンサル業界を希望される方は下記記事も必ずお読みください。
【後悔したくない人へ】コンサル業界に強い転職エージェントの評判をエージェント経験者が解説
それでは日立コンサルティングの合格方法を解説していきます。
※実際に入社されている方やホームページ情報を元に解説を進めていきます。
■会社特徴
日立製作所グループのコンサルティングファームになります。(日立製作所100%出資)
売上規模約10兆円の日立グループが持つ様々なリソースを活用しながらコンサルティングビジネスを展開しています。
製造業を中心とした事業会社を始め、官公庁などの政策案件にも携わります。
上流工程の戦略企画のみの印象がありますが、実行にも関わりながら経験を積む事が可能です。
<企業名>
株式会社 日立コンサルティング
Hitachi Consulting Co., Ltd.
<代表者>
取締役社長 八尋 俊英氏
※1989年に長銀へ入行。長銀に8年務めた後ソニーへ転職し新規事業・子会社COOに従事。
2005年に経産省へ入省した後、2010年シャープへの転職を経て2013年日立コンサルティングへ入社。2014年代表取締役就任。
<事業開始日>
2002年7月1日
<所在地>
〒102-0083
東京都千代田区麹町二丁目4番地1 麹町大通りビル(受付:11F)
<従業員数>
425名(2021年2月末現在)
<事業内容>
多様な業界に対する戦略から業務・IT・組織に至るまでの豊富なコンサルティングサービスを行っています。
日立グループのリソースを活用して事業展開をしております。
具体的には下記サービスを提供しています。
・マネジメントコンサルティング
(経営計画、事業戦略、新事業構想~立上げ支援)
・業務コンサルティング
(業務改革、働き方改革、バリューチェーン改革)
・ITコンサルティング
(IT構想、IT戦略、デジタル技術活用)
<設立背景>
日本企業のさらなる成長、日立製作所グループの成長支援を目的に2002年設立されました。
コンサルファームの組織を理解するためには「総合系or専門系」と「業界×サービスの組織区分」を知る事が重要です。
総合系ファームとして全ての業界に対して全てのサービスを提供しています。
主要領域として「経営戦略」「IT戦略」コンサルティングに力を入れています。
大手企業、官公庁に対するコンサルティングビジネスを日立製作所グループと共同で進めています。
<主なサービス事例>
・経営戦略立案支援
・マーケティング戦略立案支援
・ 新規事業立上げ支援
・ IT戦略立案支援
・ ITインフラ構築支援
業種、サービス別に組織が分かれています。
<業種区分>
1.製造業界(大規模なグローバル企業が中心)
2.エネルギー・鉄道業界
3.金融業界
4.公共・官公庁
※上記は主要領域のため、他領域も各組織に含まれています。
<サービス区分>
1.戦略コンサルティングサービス
2.ITコンサルティングサービス
3.業務コンサルティングサービス
※上記は主要領域のため、他領域も各組織に含まれています。
日立コンサルティングの年収は大手コンサルティングファームと同等の水準と考えておくと良さそうです。
アナリスト・・・500~650万円
コンサルタント・・・650~800万円
シニアコンサルタント・・・750~110万円
マネージャー・・・1100~1300万円
シニアマネージャー・・・1400~1750万円
ディレクター・・・1800~2200万円
マネージングディレクター・・・2200万円~
面接では「なぜ日立コンサルティングに興味を持ったのか?」と聞かれる事が多くあります。
特徴を押さえながらご自身のお考えに合う回答を持っておきましょう。
主な特徴としては、
①日立グループのリソースを活かした大企業向けのコンサルティングワークが出来る
②日立グループと協業する事で事業会社に近い視点で課題解決を進める事が出来る
③中途入社比率も高く、個人の成長を支援する組織文化があるため長期で働きやすい
等があります。
コンサル経験のある方のみならず未経験の方も積極的に採用しています。
大手ファームと同等の採用基準が設けられています。
コンサル経験が2年以上あれば基本的に合格ライン、コンサル未経験でも事業会社における企画業務経験やSierなどのコンサルに準ずる経験などがあれば合格ラインとなります。
具体的な募集要項として、
①コンサル経験者採用の場合は、
同業他社での職務経験または準ずる経験のある方。
②未経験者の場合は、
事業会社にて企画系の業務経験をお持ちの方。
親和性が高い経験は「製造業における生産管理、購買管理、物流経験」「経営企画・新規事業経験」「Sier、事業会社IT部門のシステム開発、PM経験」「人事企画経験」などのようです。
採用基準として、明確に「○○以上の学歴」と線引きしている訳では無いようです。
但し、20代前半などの若い方についてはMARCH以上の合格者数が多いです。
対面、WEBにて実施されています。
適正検査(SHL)、ケース面接ともにあります。
ケース面接は面接官によってテーマは変わりますが、
・A社における営業KPIを元にした課題抽出
・B社における売上拡大施策の提案
・C社における集客力増加施策の提案
などロジカルさを確認する簡易な内容である事が多いです。
そのため、基本的なケース面接対策する事をおすすめします。
通常は書類選考後→適性検査+面接2回を目安に選考が行われます。
一次:現場(マネジャークラス+人事)
最終:ディレクタークラス
のように選考プロセスが進む中でタイトルの高い社員が出てきます。
※適性検査はSHLです。
日立コンサルティングで聞かれる質問について押さえておきましょう。
特に志望動機は重要ですので項目を分けて「8」で解説致します。
① 今までの経歴、現在の仕事を含めた自己紹介
② 各経歴の深堀り(なぜその会社を選び、どのような業界、顧客を担当していたのか)
③ コンサルファームへの志望動機
④ 日立コンサルティングへの志望動機(間接的に日立コンサルティングへの理解を確認されます)
⑤ 5年後どうなっていたいか。何を実現していたいか。
⑥ 日立コンサルティングの強み、弱みは何だと理解されているか。
※上記についてはしっかりと事前準備しましょう。
コンサルファームの中でもどうして日立コンサルティングなのか、は必ず聞かれますので答えられるように整理しておきましょう。
※ホームページは一通り確認し、「どこに興味を持ったのか」は自身の言葉で話せるようにしておきましょう。
改めて日立コンサルティングの特徴を表現すると
「日本発総合ファームである事」
「日立製作所のリソースがフル活用できる事」
「グループ会社との共同PJTも多く、事業会社側の視点でビジネスが出来る事」
「ワークライフバランスが取りやすい環境である事」
「上場企業・官公庁との取引が多く未来構想など最上流テーマに携われる事」
「グループ内外の研修制度の豊富のため成長機会が多い事」
などになります。
志望動機を参考になるように表現すると、
①大手企業・官公庁等に対する未来構想などの戦略策定・実行支援をしたい
②日立グループのリソースを活用し相乗効果を生むようなコンサルビジネスをしていきたい
③日本企業にて長期的キャリア形成の視点でコンサルスキルを磨きたい
などの内容であれば日立コンサルティング社が求めている人材像にも合ってくるでしょう。
個人のワークライフバランスを重視しています。
平均残業時間30時間を目安に総合的には残業時間の規制もしながら労働環境を守られていますのでコンサルファームの中では働きやすい環境と言えます。
また、システム(PCログ等)で労働時間管理しており、サービス残業が発生しない仕組みになっています。
残業時間の目安は所属組織によっても異なりますので、気になる方は面接時に確認する事をおすすめします。
「年収低い?」「実は激務?」と評判もある日立コンサルティングコンサルですが実態は「年収水準も高くワークライフバランスも取りやすい会社」です。
離職率も低く、福利厚生も整っており評判の良い会社です。
外資系ファームのように転職前提ではなく「長期キャリアを築いていきたい」との志向性を持つ方には特に評判が良いです。
大手ファーム並の人気があります。
特に「ワークライフバランスを保ちつつ、大企業や官公庁に対するコンサルティング技術を身に着けたい」と考えている方にとっては相性が良いです。
日立コンサルティングは離職率が低い会社のため、転職先の傾向性が強いわけではありませんが①大手コンサルティングファーム、②大手事業会社企画職 のポジションが多くなっています。
ベンチャー企業よりかは大手企業に対して、大手企業の中でキャリア構築されています。
<参考リンク>
日立コンサルティング 公式HP