「激務」「年収低い」と評判のウルシステムズの実態はどうなのか？~専門エージェントが解説~

技術者集団と定評のあるウルシステムズ株式会社について、

「設立された背景は？」

「サービス領域は？」

「タイトル別の年収レンジはどれくらい？」

「実際の働き方は激務か？」

「入社された方からの評判や転職市場での評価は良い？それとも悪い？」

「募集要件には学歴が必須になっている？」

といったご相談を頂くことがあります。

コンサルティング業界へ転職希望の方は、

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当記事をお読み頂く事で

・ウルシステムズの設立背景

・ウルシステムズの会社概要

・ウルシステムズの仕事イメージ

・ウルシステムズの募集要件、選考内容

・ウルシステムズの年収

・ウルシステムズの評判

・ウルシステムズの学歴基準

についての実態を理解し、面接合格に大きく近づくことができます。

特に技術力を強みに、事業会社のCIO（情報技術責任者）を支援するスタイルでコンサルティングワークをしていますので「顧客と本音で付き合いたい」「事業会社側の視点で働きたい」「最先端の技術を身に付けたい」と考えている方には最適の会社です。

↓コンサル希望者の方は合わせて下記記事も読んでみてください。

【保存版】コンサル業界転職におすすめの転職エージェントを「中の人」が徹底解説！

それではウルシステムズの合格方法を解説していきます。

※実際に入社されている方やホームページ情報を元に解説を進めていきます。

1.ウルシステムズってどんな会社？

■会社特徴

ウルシステムズは事業会社の立場でCIO支援に注力した技術者集団です。

「経営とITのギャップを埋める」ことにこだわり、顧客のビジネスの成功を、先端技術と実行力で支援しているITコンサルティング企業です。

高い技術力をもった人材が多数在籍し、その技術力を強みに、大手を中心とした優良企業様と直接取引きし企業の成長をドライブさせる戦略的ITのコンサルティングと最先端技術を使った難易度の高いシステムの開発を手掛けています。

1.1 ウルシステムズ概要

＜企業名＞

ウルシステムズ株式会社 

＜代表者＞

代表取締役社長 漆原茂氏

※1987年 東京大学工学部卒業後、沖電気工業株式会社に入社。

同社在籍中の1989年より2年間、スタンフォード大学コンピュータシステム研究所客員研究員。

2000年7月、戦略的ITに特化したウルシステムズ株式会社を設立、代表取締役社長に就任。

2006年2月、大阪証券取引所（現：東京証券取引所）JASDAQ スタンダードに上場。

＜事業開始日＞

2000年 7月 25日

＜所在地＞

〒104-6014

東京都中央区晴海 1-8-10 トリトンスクエア タワーX 14階

＜従業員数＞

318人

＜事業内容＞

顧客のビジネスの継続的な成長を支援するために、常に中立・独立の立場で、次のようなサービスを行っています。

・IT戦略立案支援

・業務分析、要件定義

・プロジェクトマネジメント支援

・戦略的IT開発、技術支援 

＜設立背景＞

技術畑である漆原氏の「シリコンバレーのエンジニア像を日本で再現したい」との想いで設立されました。

エンジニアが開発のみで終わるのではなく企画等のクリエイティブな価値発揮をする土台づくりを実現しています。

2.ウルシステムズの組織はどうなっている？

コンサルファームの組織を理解するためには「総合系or専門系」と「業界×サービスの組織区分」を知る事が重要です。

2.1 総合系or専門系？

ウルシステムズはIT領域を主軸に戦略、業務、ITコンサルティングサービスを提供しています。

東証一部上場企業を中心とした取引でプライム案件（1次受け）が中心です。

 ※顧客の隣の席に座りコンサルPJTの発注会社選定から携わる事もあります。

2.2 業界×サービスの組織区分は？

サービス軸、エリア軸を中心に組織が分かれています。 

＜組織区分＞

・ビジネスイノベーション部

ビジネス支援をメインに経営陣、業務部門とプロジェクトを推進します。

・イノベーションプランニング部＆ITイノベーション部

エンタープライズシステムの超上流工程～実行支援を行います。

・テクノロジーサービス部

テクノロジーを起点にクライアントのビジネス課題解決や実証実験を行います。

・金融サービス部

金融領域企業に対して技術支援やプロジェクト支援を提供します。

・広島、九州地域

地方拠点で地場企業に対して上記サービス提供を行います。

3.ウルシステムズの年収はどれくらい？

ウルシステムズの年収は大手ファームよりも100～200万ほど低い水準と考えておくと良さそうです。

※但し一般事業会社と比較すると高い報酬水準を維持しております。

3.1 タイトル別年収イメージ

コンサルタント・・・500～600万円

シニアコンサルタント・・・600～800万円

マネジャー・・・900～1200万円

シニアマネージャー・・・1200～1400万円

ディレクター・・・1300～1600万円

マネージングディレクター・・・1700～2200万円

4.ウルシステムズと他ファームとの違いは？

面接では「なぜウルシステムズに興味を持ったのか？」と聞かれる事が多くあります。

特徴を押さえながらご自身のお考えに合う回答を持っておきましょう。

主な特徴としては、

①「発注側支援」という事業会社側の立ち位置でのコンサルティングを行っている

②大手企業に対する事業構想企画などの最上流フェーズに関わる案件が多い

③高い技術力を持ったコンサルタントが多く在籍し最先端技術が身につきやすい

④希望に沿ったプロジェクトアサインによりキャリア実現がしやすい

等があります。 

5.ウルシステムズの募集要項は？

コンサル経験のある方のみならず未経験の方も積極的に採用しています。

5.1 募集要項詳細

大手ファームと比較するとITバックグラウンドがあれば採用要件は緩い印象です。

コンサル経験が1年以上あれば基本的に合格ライン、コンサル未経験でも事業会社における企画業務経験やSierなどのコンサルに準ずる経験などがあれば合格ラインとなります。

具体的な募集要項として、

・コンサル経験者採用の場合は、

同業他社での職務経験または準ずる経験のある方

・未経験者の場合は、

事業会社、SierにてIT系の業務経験をお持ちの方。

親和性が高い経験は「Sier、事業会社IT部門のシステム開発、PM経験」になります。

5.2 学歴基準詳細

採用基準として、明確に「○○以上の学歴」と線引きしている訳では無いようです。

学歴には自信が無いけどコンサルファームの立上げ経験を積みたい方にとってはチャンスと言えます。

6.ウルシステムズの選考プロセスはどうなっている？

対面、WEBにて実施されています。

6.1 適性検査、ケース有無

適正検査、ケース面接はありません。

ただ、面接官によっては口頭でのディスカッション（ケース面接に近い問答）を行う事もありますので

基本的なケース面接対策する事をおすすめします。

6.2 選考プロセス

通常は書類選考後→面接3回を目安に選考が行われます。

一次：マネジャークラス

ニ次：取締役クラス

最終：代表取締役クラス

のように選考プロセスが進む中でタイトルの高い社員が出てきます。

7.ウルシステムズの面接で聞かれることは？

ウルシステムズで聞かれる質問について押さえておきましょう。

特に志望動機は重要ですので項目を分けて「8」で解説致します。

①今までの経歴、現在の仕事を含めた自己紹介

②各経歴の深堀り（なぜその会社を選び、どのような業界、顧客を担当していたのか）

③コンサルファームへの志望動機

④ウルシステムズへの志望動機（間接的にウルシステムズへの理解を確認されます）

⑤5年後どうなっていたいか。何を実現していたいか。

⑥ウルシステムズの強み、弱みは何だと理解されているか。

しっかり回答を準備して面接にのぞみましょう。 

8.ウルシステムズへの志望動機の伝え方は？

コンサルファームの中でもどうしてウルシステムズなのか、は必ず聞かれますので答えられるように整理しておきましょう。

※ホームページは一通り確認し「どこに興味を持ったのか」は自身の言葉で話せるようにしておきましょう。

改めてウルシステムズの特徴を表現すると

「高い技術力を持ったコンサルタント集団である事」

「事業会社のCIO（情報責任者）支援に力を入れている事」

「希望に沿ったプロジェクトアサインによりキャリア設計しやすい事」

「大手企業に対する事業構想企画などの最上流フェーズに関わる案件が多い事」

などになります。

志望動機を参考になるように表現すると、

①顧客の側に立って事業課題の解決に取り組みたい

②IT技術を用いて顧客課題解決に貢献したい

③大手企業との大規模プロジェクトに関わりたい

などの内容であればウルシステムズ社が求めている人材像にも合ってくるでしょう。

9.ウルシステムズは激務なのか？

働き方は各個人の考え方を優先しているようです。

ただ、平均残業時間35時間を目安に総合的には残業時間の規制もしながら労働環境を守られていますのでコンサルファームの中では働きやすい環境と言えます。

所属組織によっても異なりますので、気になる方は面接時に確認する事をおすすめします。

10.ウルシステムズの評判は？

プロジェクトアサインの自由度が高いため「やりたい事をやらしてもらえる」と評判です。

大手ファームと比べると年収は低いですが、労働時間・働き方の裁量も確保されており、長期的キャリアが築けるイメージを持ちながら働いている方が多いです。

11.ウルシステムズは人気のある会社なのか？

大手ファーム比較で知名度は高く有りませんが技術力を求めたい方には人気があります。

特に「現代の事業課題はIT技術を用いる事で大幅に解決が進む」と考えている方にとっては相性が良いです。

12.ウルシステムズからの転職先は？

ウルシステムズは小規模な会社のため、転職先の傾向性が強いわけではありませんが①大手コンサルティングファーム、②事業会社情報戦略部門 のポジションが多くなっています。

ベンチャー企業よりかは大手企業に対して、大手企業の中でキャリア構築されています。

＜参考リンク＞

ウルシステムズ　公式HP

https://www.ulsystems.co.jp/