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みなさん、こんにちは。転職イロハ運営のタカです。
日本の主要産業である製造業において専門性を磨きキャリアアップを目指したいとお考えではありませんか?
製造業が人気のある理由は、
・未経験でも転職が出来る
・離職率が低く長く働いていける
・ワークライフバランスを取れる企業が多い
といったイメージがございます。
製造業の経験者が、物流、購買、生産管理と専門性を活かした転職を実現するケースも年々増えてきております。
また、製造業の選考プロセスは「経験との親和性」「論理的思考力」「コミュニケーション力」を見られます。
そのため、製造業への転職を成功させるには、適切な転職活動パートナーと出会い、面接対策を入念に行う事が成功のカギになります。
「転職活動は検討はしているけどまだ本気ではない」といった方にもご安心いただきたいのは転職サイトの登録や転職エージェントの面談の際には「転職の本格稼働時期は1年以上先だけど転職マーケットの情報を知るために登録をして面談しておきたい」といった内容でも問題ありません。転職エージェントの経験上はよくありますし情報は早く多く取得される方の方が公開なく転職活動を終えられている方が多いのも事実です。
ただ、ご注意いただいたいのは「転職エージェントに登録だけしても面談していない人には非公開求人を教えてもらえない」事です。
転職エージェントとの面談自体は30分~60分程度、電話またはウェブ面談にて行われますので、現時点の思考整理をするための場として活用するで良いと思います。
それでは製造業の転職活動における前提知識、製造業に強い転職エージェント、失敗しないための転職活動方法について解説を進めてまいります。
製造業と聞くと、トヨタ自動車などのメーカーをイメージされる方が多いようです。
他にも様々な業態がありますのでまずは全体を理解していきましょう。
■自動車・自動車部品企業
トヨタ自動車、スズキ、ホンダを筆頭に自動車の製造を行っている業界です。
新車販売台数は回復傾向にあるものの、半導体不足によりコロナ前復帰にはまだ時間がかかりそうな状況です。
主要職種としては、
・研究、開発
・生産技術
・生産管理
・品質管理
・品質保証
・工場長
等がございます。
■電気・電子企業
パナソニック、京セラ、キーエンスを筆頭に電気、電子部品の製造を扱っている企業です。
5G本格化で堅調に市場は拡大しており、自動車向け需要の急回復も業界の追い風になっています。
主要職種としては、
・研究・開発
・回路、実装設計
・電気、電子制御設計
・生産技術
・生産管理
・品質管理
・品質保証
・工場長
・セールス・サービスエンジニア
等がございます。
■半導体企業
国内ではデンソー、ソニーNECを筆頭に、海外ではインテルを筆頭にPCやタブレット、データセンターに必要とされる核となる部品である半導体の製造を行っています。
世界的に需給がひっ迫しており、少なくとも2022年の前半までは半導体不足が続くと言われています。
主要職種としては、
・研究、開発
・半導体設計
・生産技術
・生産管理
・品質管理
・品質保証
・工場長
・FAE、フィールドエンジニア
等がございます。
■工作機械企業
ファナックを筆頭とした工作機械業は金属の塊を削ったり穴を開けたりして自動車や電子機器などあらゆる製品の部品を作ち出すための工作用機械を製造しています。
また、コマツを筆頭にした建設機械業は油圧ショベル、クレーン、ブルドーザー、フォークリフトなど建設現場で必要とされる機械を製造しています。
主要職種としては、
・研究、開発
・機械設計
・電気、電子制御設計
・生産技術
・生産管理
・品質管理
・品質保証
・工場長
・セールス・サービスエンジニア
等がございます。
製造業は下記理由を背景として中途採用の採用枠は広がってきております。
・トヨタ自動車を筆頭に終身雇用制度の廃止が進んでいる
・転職のハードルが下がって来た事で退職者の穴埋めが必要
・他業界の専門性を取り入れて事業運営に活かすケースが増えてきた
昨今ですと製造業でもDX(デジタルトランスフォーメーション)の号令が掛けられ、事業内容のデジタル変革、IT変革を推し進めるためにIT経験のある人材の採用も積極的に進んできております。
外部環境の変化とともに、今までに採用をした事の無い人材を採用するケースも増えたりと、中途採用の採用枠を広げながら人員の拡充が必要になってきています。
製造業を志望する方は「製造業の選考内容の特徴」も押さえておきましょう。
製造業の選考の特徴は主に2点です。
①競合他社との違いを正しく理解する必要がある
どこの企業面接でも「どうして弊社なのか?」「弊社で何がしたいのか?」は必ず聞かれます。
基本的に同じ業態であればビジネスモデルの違いはありませんので会社ホームページをしっかりと見て「強み」「弱み」を理解するようにしましょう。
特に新卒者向けの採用ページには会社の特色が書かれている事が多く、メーカーであれば新卒採用ページを設けている会社がほとんどですので参考にするようにして下さい。
②業務に関する質問が多い
面接時に業務理解を問われる事が多いです。
製造業の採用の場合、業務の専門性が高いため、より厳選して採用する事になります。
そのため「●●業務はどんなイメージですか?」「現職の業務にて活かせるポイントはありますか?」など即戦力性に繋がる業務理解を確認されます。
未経験だと日々の業務における親和性の確認や、チャレンジする意欲を見られる事も多くあります。
求人票のみでは理解しきれない事もありますので、転職エージェントに確認したり、インターネットで調べたりして業務理解を深めた上で面接にのぞみましょう。
製造業に強い転職エージェントは、それ以外のエージェントと何が違うのかを知っておきましょう。
①選考プロセスの内容、面接官情報を熟知している
面接では過去に聞かれた質問内容の蓄積データから今回聞かれる質問内容を推察する事ができます。
製造業に強い転職エージェントでは同じ企業、求人の面接を受けた方からのフィードバック情報が社内にストックされており、質問内容やケース面接のテーマを中心に面接対策を行う事ができます。
また、面接官の経歴や人柄を知っておく事で安心して面接にのぞむこともできます。
②非公開求人を多く保有している
採用企業との強い繋がりから非公開求人を保有しています。
理由として、製造業は若い経営者の方が多くいらっしゃいます。
そのため、製造業に強い転職エージェントのコンサルタントは経営者や取締役クラスとの会食などを通して非公開求人を獲得しています。
もっと言えば、求人が無くても「このような方が御社に興味を持っていますが如何ですかね?」と気軽に相談できる関係性を構築しています。
採用活動は人が行っていますので「その他大勢の転職エージェント」ではなく「製造業に強い転職エージェント」の方が「●●さんが紹介してくるなら良い方なんだろうな」と書類や面接通過率も変わってきます。
③交渉するタイミング、交渉内容のコツを押さえている
製造業企業の取引数、実績数が多いことで、交渉においても優位的に進めることができます。
具体的には選考過程において「Aさん▲▲の実績をお持ちのため、B社では1000万でオファーが出るでしょう。そのため御社では1100万円でオファーを出す社内調整を進めてください」といった具合に転職者にとって優位になるように交渉を進めてくれます。
製造業で転職するメリット、デメリットを理解したうえで「製造業への転職活動を進めていく」のか「製造業以外も並行して転職活動を進めていく」のかを検討しましょう。
製造業が働くメリットは、
・労働時間を調整できる事が多い
・モノ造りにおける専門的なスキルが身につく
・日本の産業の中心で働く誇りを持って仕事をする事ができる
になります。
戦後の日本で高度成長期を支えたのは製造業が中心であり、今も終身雇用を前提としてジョブローテーションやOJTなどの教育研修に力を入れている企業も多くあります。
未経験でも採用するケースもありますので、腰を据えて長期目線で働きたい方には合う業界です。
そして、製造業で得たスキル(生産技術、生産管理、購買等)は他の業界でも重宝される事が多いため、専門的であると同時に汎用的なスキル取得ができると言えます。
製造業で働くデメリットは、
・多重下請け構造の下流に入ると給料は安い
・転勤を伴う異動が発生するケースがある
・年功序列型で役職アップ、年収アップには時間がかかる
になります。
製造業は完成品を扱う上流に位置する企業から、一次請け、二次請け・・・、と部品などの製造は企業間で業務発注を行いながら外注して進められます。
そのため、二次請け、三次請けと商流が下に下がってくる会社ほど職種を問わず年収は低くなってしまいます。
求人票や会社ホームページを見る際には「製造業の商流においてどのあたりの位置づけなのか」を確認するようにしましょう。
以上が製造業で働くことのメリット、デメリットとなります。
ご自身の考え方がどのように合うか悩まれる方は転職エージェントと会話をしながら思考整理される事をおすすめいたします。
それでは、どのような転職エージェントと付き合う事で、生涯のキャリア設計や、合格率の上がる転職活動ができるのかを紹介していきます。
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転職支援サービス選びを間違えると転職活動はうまくいきません。
特に製造業は専門性の高い業界のため、対人で転職支援サービスを受けられる転職エージュエントの登録は必須になります。
書類の応募や面接情報取得におけるメインは転職エージェントを利用し、市場に出ている求人情報を漏れなく確認するためにサブとして転職サイトを利用する事をお勧めいたします。
転職成功のキーとなる転職エージェント選びのポイントは
・専門性の高い転職エージェント(例:dodaエージェント、Spring転職エージェント)を2社以上
・網羅性の高い転職エージェント(例:エンワールド、JAC)を2社以上 と並行して付き合って行く事です。
並行して付き合う事で転職エージェント同士が競争しながら採用支援をしてくれますし、一社しか内定が出ていないような状況でも足元を見られる事はありません。
また、網羅性の高いエージェントも登録しておく事で、製造業以外の可能性も視野にいれながら、最大の機会の中で転職活動を行う事ができます。
転職エージェント側のメリットを理解して進める事で面談等を断られることなく支援してもらう事が可能です。転職エージェントも商売であり、企業経営の継続のためには売上を上げる必要があります。
転職エージェントの売上は転職支援をして入社をしてくれた「人数」と「単価」(年収×手数料率)の掛け算によって決まります。
そのため、
「転職する気はないですが情報収集だけ行いたい」と転職意向が低い旨を伝えるよりかは、
「3カ月以内の転職を検討していて、製造業を志向している」
と具体的な時期、業界を明記する事をおすすめします。
もちろん、実際の転職活動は時期が延びることもあれば、途中で気が変わる事もありますので、リップサービスに近いと理解いただいて問題ありません。
転職活動は情報戦ですので「求人の量と質」を確保できている状態を保つ事をおすすめします。
「質」・・・転職エージェントで確保する事が可能です。
「量」・・・転職サイトを登録しておく事をおすすめします。
転職サイトも転職エージェントも一度登録(面談)しておく事で、定期的に求人メールが届きますので気が向いたときにメールを開けば大丈夫です。
使い分けとして、転職サイトで見つけた求人について転職エージェントの担当者に質問したり、エージェント経由で進めることも可能です。
転職活動で最も重要な事は「経験に合った求人サイトやエージェントを利用する事」にあります。
今回ご紹介した求人サイト、エージェントに登録し適切なパートナー探しから始めていきましょう。
最後に、面接に自信の無い方は下記記事もご参照ください。
【転職活動中の人向け】面接で合格する4つの準備